長崎県労働委員会の出前授業でPOSSE作成の労働法教材『知ろう！使おう！労働法』が使われました。

　NPO法人POSSEでは、中学生、高校生、大学生を対象として、労働法の知識や働くときに身を守る方法を教える出張授業を行っており、授業では『知ろう！使おう！労働法』というオリジナル教材を使用しています。

↓↓サンプルはこちらからご覧いただけます↓↓

http://www.npoposse.jp/activity/edugroup.html

 

　この教材は、賃金未払いや解雇など様々な場面ごとに分けて、イラストを使いながら法的解説と対処法を説明しています。また、将来トラブルにあったときの相談機関も紹介しています。

 

長崎県の労働委員会が高校生を対象として実施した出前授業の中で、この教材が使用されました。この出前授業は、就職する卒業生が多い離島の県立高校から長崎県労働委員会に依頼があり、「県政出前講座」として実施されたそうです。働く前に現状を知っておいてほしい、労働法などの知識をつけておいてほしいということで、2月20日に高校3年生91名に対して、70分間の授業が行われました。授業の中では、ブラック企業や労働基準法の各条項について、教材と資料を 用いながら説明がなされました。生徒たちの反応は『難しい内容だったが、将来役に立つ話が聞けて良かった。』『就職前の自分たちには分からない事・知りたい事の講座で、とてもためになった。』など、好評だったということです。また、教材『知ろう！使おう！労働法』については、『例が挙げられ、解決までの流れも書いてあり、自分がこのような場面にあったとしても解決できそうな気がした。』との感想もあったそうです。生徒の皆さんには、今回の講座を将来に活かして働いてほしいと思います。

 

労働環境が厳しくなっている状況の中で、あらかじめ労働法の知識や身を守る術を知っておくことは、ますます重要になってきています。厳しい社会に生徒を送り出す立場にある先生方がこうした問題意識を持ち、最近POSSEに出張授業を依頼してくださることが多くなり、総合学習の時間などで労働法教育を行う学校 が徐々に増えています。また、出張授業が実施できない地域の場合には、POSSEから配送した教材を使って、先生方が労働法の授業をされており、教材配送 の要望も多く寄せられています。POSSEではさらにこうした労働法教育の取り組みを広めていきたいと考えています。

教材の配送や出張授業の依頼を受け付けていますので、ご希望の方はinfo@npoposse.jpまでご連絡ください。

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ＮＰＯ法人ＰＯＳＳＥ（ポッセ）は、社会人や学生のボランティアが集まり、年間４００件以上の労働相談を受け、解決のアドバイスをしているＮＰＯ法人です。また、そうした相談から見えてきた問題について、例年５００人・３０００人規模の調査を実施しています。こうした活動を通じて、若者自身が社会のあり方にコミットすることを 目指します。

なお、ＮＰＯ法人ＰＯＳＳＥ（ポッセ）では、調査活動や労働相談、セミナーの企画・運営など、キャンペーンを共に推進していくボランティアスタッフを募集しています。自分の興味に合わせて能力を発揮できます。また、東日本大震災における被災地支援・復興支援ボランティアも募集致します。今回の震災復興に関心を持ち、取り組んでくださる方のご応募をお待ちしています。少しでも興味のある方は、下記の連絡先までご一報下さい。
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