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NPO法人POSSE(ポッセ) blog

スキルや資格が問題意識をもつきっかけとなる(『POSSE』vol.18)

『POSSE』18号が3月末から発行されました。本号では様々な論客からブラック企業に関する意見を集めています。今回はそのなかから本田由紀さんの記事をご紹介します。

 

仕事をする上での「適応」と「抵抗」の必要性を訴えている東京大学大学院教授の本田由紀さんに、最近の調査結果を交えて、「職業的意義のある教育」の重要性について改めて伺っています。

 

ブラック企業が広がる日本において、職場の問題を個人ではなく、社会の問題として認識するためには2つの要素が重要であるといいます。一つは実際に自分がその問題を経験するといった「当事者性」です。その際、当事者性が希薄な層は「努力主義」と関連し、「努力しない人が悪い」というような問題認識になりがちです。

 

またスキルや資格をもつことは「自分は質の高い労働者だ」と認識する仕事に適応の「強み」でもあり、ブラック企業に象徴されるような職場の問題を社会の問題として認識する、問題意識をもつという抵抗の基礎にもなっているといいます。

 

問題点を克服するための「ジョブ型雇用の必要性」や“正しい”「職業教育で強みと意識を付ける」という点についても言及をしていただいています。

 

ブラック企業問題や職業教育に関心のある方はぜひ一読下さい。

 

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NPO法人POSSE(ポッセ)は、社会人や学生のボランティアが集まり、年間400件以上の労働相談を受け、解決のアドバイスをしているNPO法人です。また、そうした相談から見えてきた問題について、例年500人・3000人規模の調査を実施しています。こうした活動を通じて、若者自身が社会のあり方にコミットすることを 目指します。

なお、NPO法人POSSE(ポッセ)では、調査活動や労働相談、セミナーの企画・運営など、キャンペーンを共に推進していくボランティアスタッフを募集しています。自分の興味に合わせて能力を発揮できます。また、東日本大震災における被災地支援・復興支援ボランティアも募集致します。今回の震災復興に関心を持ち、取り組んでくださる方のご応募をお待ちしています。少しでも興味のある方は、下記の連絡先までご一報下さい。

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事務局長:川村 遼平(かわむら りょうへい)

所在地:東京都世田谷区北沢4-17-15ローゼンハイム下北沢201号

TEL:03-6699-9359

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E-mail:info@npoposse.jp

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