堺市のスポーツバイクとミニベロの店 「自転車処 ぽたりんぐぅ」です!!
今回はシマノの内装8段ハブ「Inter8 ネクサス」を使った内装8段化です。


ずいぶんと長い間乗ってらっしゃるというMTBと言うかクルーザーのような自転車を修理に持ってこられました。
聞くところによると僕より少し年上(30代半ばから後半)に見受けられる方が学生時代に購入したとの事です。

ずいぶん昔の内装7段変速がついた自転車で当時結構いい値段(相当頑張ったようです。)で購入されたとの事で
愛着もあるし出来れば修理して直して乗り続けたいが、新車購入も含めて迷っているとの事でした。
愛着があるなら直したほうがいいですよと言うことでカスタムをおススメしました。


内装変速機を気に入ってらっしゃったので内装8段ギアの導入をおススメしました。
写真はネクサスのハブを組み付けてホイルを組んでいるところです。
リムとハブの寸法を計算し、スポークの長さを計算するんですがこれがいつもドキドキします。
スポークは1mm刻みで寸法が用意されてるので、逆に言えば数ミリの違いで使えないと言うことになります…。
今回は計算も完璧でピッタリと寸法通りに組あがりました。

リムテープをきっちり装着します。これを甘く見るとタイヤの空気圧をあげたときにニップル(スポークを締め付けるネジ)の
影響でパンクしてしまいます。最近は細身のタイヤが増えたので空気圧も高圧化していて重要ですが、量販店などでは
意外と軽視されていると言うか薄いゴムのタイプで済ますケースが多く実際はこれが原因のパンクもチラホラあると聞きます。


スプロケット(後輪側のギア板)を取りつけ細かい部品を組み立て車体に装着します。
今回は扱いやすいグリップシフトを選択させていただきました、修理前もグリップシフトだったので
使い慣れているだろうとの判断です。

タイヤも26x2.1と太目の物とし、スピード感よりも走行中の安定感とどっしりしたポップなルックスを出せるように工夫しました。
上の写真はまだグリップなどつける前のものですが…
完成版を撮影していたつもりだったのですがデジカメの調子が悪いらしく画像が残っていませんでした…。
残念。詰めが甘いなぁ…
楽しみにしていてくださったらしく連絡させていただくとすぐに引き取りにいらっしゃいました。
ヘッドパーツからBB、フロンとハブの流用パーツも分解して再グリスアップしていますので快適な乗り心地が戻ってています。
ずいぶん思い入れのある自転車だそうで喜んでいただけてよかったです。