四人五脚の話
私は30代でひとり親になりました
三人の息子たちに恵まれ
五人家族で幸せな日々を過ごせると思っていました
夫婦で家庭を作っていく難しさを知りました
大家族の同居を経験、
農作業含めて日々の楽しさ追求する私でしたが
根本わがままな私は自分の甘さに気がつきました
孤独、すれ違い、思いのズレを修正できませんでした
しかし息子たちのおかげで今の私があります
どんな時も私のそばにいてくれたことへ感謝しています
サザエさんの終わりの歌の映像が好きでした
自分を重ねた時
五人家族、私が先頭で子供たちが真ん中で
後ろは子供たちの父親が理想でした
ひとり親になり私が先頭で三男を背負い、
長男、次男の順番になる
しっかりと息子たちを繋ぎました
次第に三男が一番後ろになりました
私はこれで真っ直ぐに進んで生きていくと決めました
楽しく、わがままに生きていくと決めると
楽になった自分がいました
先頭になった私は常に後ろを確認します
毎日大きくなっていく息子たちは横道にそれようとする時もありました
しかし繋いだ線があったのできちんと元に戻りました
真っ直ぐな平坦な道ばかりではありませんでした
長くて暗いトンネルが続く時もありました
たどってきた道を振り返ると
不思議と楽しいものばかりになっていました
最近気づきました
私が先頭で繋いできた線が四人五脚になっている
横に並んで肩組んで一緒に歩幅合わせて歩いているように感じました
これは成長というのかな
縦に並んでいた事が横に並び一緒に歩いている感覚が好きになりました
嬉しく感じました
若い子たちの力を信じ、
私は足がもつれないように結んだ片方の線が緩まないように
足腰をしっかり鍛えておかなければいけないなと真剣に思いました
私のやるべきことはまだ先にたくさんある
楽しいことを追求する自分でいたいとやっぱり思う
四人五脚で進んでいることに感謝する日々