APAホテルを利用しました。
旅行するのが大好き、良いホテルに滞在するのが大好き、な私は、今回初めてAPAホテルを利用してみました。
私なりの「良いホテルとは?」目線で滞在しました!
滞在したのはこちら、APAリゾート東京ベイ幕張
セントラルタワーのデラックスツインに2月の平日に一泊しました。
APAホテルの部屋が激狭だと知っていた私は、多少値が張っても広い部屋を予約しました。
値が張ったと言ってもAPA直と言われる公式サイトからポイント付与無しの割引で予約したから、一泊の部屋料金が税込みで8,930円。
2名宿泊出来てこのお値段はとってもリーゾナブル✨
この部屋をこの方法で予約したのは、私なりのAPAに対するイメージから。
利用前の私のAPAホテルのイメージ
・とにかく部屋が狭い
・大浴場がある
・TVは大きい
・場所が駅近で派手で見つけやすい
・ベッドに気を使っている
・最低限の備品は揃っている
・観光やビジネス利用などで宿泊が必要な人向け
・楽しいホテル滞在を期待すべきではない
・とにかくお湯に入れてゆっくり眠れる場所があれば良い人向け
・部屋に折り紙がある
そして実際に滞在してみたら・・・まったく上記のイメージ通りだったなぁと実感しました。
良いか悪いかというより、そういったホテル、という良さ。
とにかくゆっくりお風呂に入ってもうベッドで眠りたい、という利用にはぴったりで良い。
駅に近いから、移動が楽だし用事がある人にはうってつけ。
なので当然楽しいホテルライフを、と言う人には向かないのは当たり前。
このお値段で泊まれるのだから、そこまで望んではいけないでしょう。
幕張のAPAホテルの特徴
他のAPAホテルに泊まったことはないので比較しにくいですが、実際に泊まった部屋の特徴などをもう少し詳しく挙げてみましょう。
・幕張のAPAホテルはもともとはプリンスホテルだったのを改装したもの
私が宿泊したセントラルタワーはもともとはプリンスホテルだった建物なので、最初からAPAホテルとして建てたものではないのでAPAにしては広めの部屋があった。
だからそこそこ広いけど、古い。
入口が何とも殺風景で、古くて暗い。
部屋に入ったら壁にスーツケースが付けたであろう傷やら汚れやらがところどころ散見されたりする。
まぁ、随分年数経ってる建物だからしょうがないか・・・これ位は許容範囲ですよ。
ベッド周りはとても気を使っていて、壁紙もちゃんと色柄があるし、リネンも清潔そう。
浴衣の上にちゃんと折り紙もありました。
折り紙置いといて欲しいわけじゃないけど、ホスピタリティとして置いておきたいのでしょう。
ベッドの前には大きなTV、小さな冷蔵庫と金庫とか。
狭い。
でもここは部屋自体は広いデラックスツインなので、ベッドの隣に小さなテーブルセットもついてます。
プリンスホテルだったころの名残か、ウオークインクローゼットもついてました。
ユニットバス。
面白くもなんともない、プレーンな作り。必要なものは揃ってます。
お湯は大浴場に入りに行くので、トイレしか使わないから十分かな。
大浴場、良かったです。素敵なお湯でしたよ😊
1Fにあるカフェで焼き立てのピザを食べました。マルガリータと魚介のピザ。
この2つで2500円くらい。味も美味しいし、さっと食べれるカフェがあるのはありがたい。
ホテル内にローソンもあるので、もっと簡単に済ませたい人は何か買って部屋でも食べれる。
もっとちゃんと食べたい人にもビュッフェスタイルのレストランなどが複数あるのでOK.
とにかく利益率の高いAPAホテルの秘密とは?!
私は以前、APAホテルの社長の講演を聞いたことがあります。
そこで社長が「APAホテルは他のホテルと比べて、利益率が物凄く高い。」とおっしゃってました。
たくさんの経費がかかるので、ホテルで利益をあげるのはとても大変だけど、APAホテルは利益率が段違いに高いのでどんどん儲かるらしい。
その時社長が言っていたAPAホテルの利益率の高さの秘密は確か以下のようだった。
・とにかく部屋を狭くして部屋数を増やす。
・APAは他のホテルが手を出さないような変形地でもホテルに出来る建築デザインの技術があるので、相場より2割くらい安い変形地にホテル建設が出来る。
・昼間の利用を取り込んで宿泊率100%以上を実現している。
・APAカードなどの新しいサービスを提供している。
以上は、宿泊する前から社長の講演や著書で知っていた内容、そして以下は、実際に宿泊して気づいたAPAホテルの経費削減の方法。
色んな所で経費削減してる!ここもあそこも。
・冷蔵庫に飲み物が無い。電気がついてないので冷えてもいない。
そういえばこれも講演中に社長が言っていたかも。冷蔵庫に飲み物を入れて置かなければ、在庫確認しなくて良いし、電気代も宿泊者が来ない間はかからない。
・エアコンも効いてない。
もちろん設備はあるが、エアコンは使いたければどうぞというスタンスなのでチェックインに合わせて効かせてあったりなんてしない。
・窓のカーテンも閉めっぱなし。
宿泊したのは43Fなので、カーテンが少しでも開いていれば夜景が見れたんだと思う。でも全く気付かなかった。
朝開けてみたらこんな風景が広がっていた。
高層階に泊まったんだから夜なら部屋から見える夜景がきれいなはず。
以前、横浜ランドマークタワーのロイヤルパークホテルに宿泊したときは部屋に入ったとたんに綺麗な夜景が見えるように、ちゃんとカーテンが空けてあったし、空調も効いてあった。
宿泊者のためにカーテンを開けて夜景が楽しめるようにしておくとか、空調を効かせておくとかするのは人件費もかかるし電気代もかかる。
それらをカットする事で経費削減になる。
・枕が固い
堅いというよりは、羽根枕じゃない。薄くて機能的な枕。これは、枕カバーを替えやすい形状なのでは?と思う。
ホテルではふわふわの羽根枕を堪能したい私は少しがっかりした。ベッドは良かったけども・・・。
上記は羽根枕ではない。
空気清浄機はあったけど、コンセントは抜いてあったので自分で点ける。うっかりして最初つけてなかった。
・コップは、紙コップが中心。
ガラスのコップも一部あったけど、APAブランドの一つ一つがビニールで包まれてる紙コップがメイン。
これはコップを洗う手間もないし、ビニールで包まれてるから開封されてなければ次のゲストにそのまま使える。
随分と清掃の手間が省く工夫だ。
湯沸かしポットがあったが、当然コンセントは抜いてあるし水も入ってない。
少し高級なホテルだとすぐ飲めるようにお湯が沸いた状態でお部屋に置いてあるけど、当然そんな心遣いはしない。
でも、備品として置いてあるから使いたければ使える。
・大浴場について
ホテルの宣伝写真にある通り、大きな浴槽や趣向を凝らした露天風呂スペースもあって、お湯自体も良かった。
熱めのお湯も、ぬるめのお湯もあって選ぶことも出来た。
でも、ここでもお高めのホテルの大浴場とは違う部分もあった。
宣材写真だけ見ると高級ホテルの大浴場とそんなに遜色ないように見えるけど、細かいところが経費削減の工夫がされていた。
例えば、小さなゴミ箱がない。
旅行用の小さな石けんなどの包装のゴミを洗い場で捨てようと思っても、どこにも小さなゴミ箱が無かった。
大きなゴミ箱が着替えスペースにあるだけ。
これは使用者にとってはゴミ箱が少ないから不便だけど、掃除する人の立場にしてみれば、たくさんの小さなゴミ箱を回収しなくて済むから時間短縮になる。(ゴミ箱が見当たらないからってゴミをそのへんにポイ捨てするマナーの悪い人が多かったら本末転倒だけど…。)
タオルも浴場に置いてない。
タオルは部屋に備え付けのタオルを大浴場に持っていくスタイルで、大浴場にあるのは足ふきマットくらい。大浴場にはタオルを置いてなかったので、タオル管理の手間もかけてない。
こんな感じで大浴場も色々と経費削減の工夫があると思った。
APAホテルは予想通り、何かの用事があって宿泊場所が必要だから泊まる利用には適していた。
枕が羽枕じゃなくてもベッドが寝やすければ寝れる。
タオルを浴場に持ってくのは大衆浴場でも同じ。
ゆっくりお湯に入れて眠ることが出来て便利な場所にあって最低限の設備がある、泊まるだけの利用に便利。
快適なホテルライフ、サービス満点のホスピタリティを求めるなら他の高級ホテルに行けばOK.
一通りの備品と快適に眠る場所を提供してくれるビジネスホテル的なベタな利用なだけならAPAでも良いかな。
カードキーをフリーチェックアウトポストに入れるだけでチェックアウトOKだったから、出るときも楽だった。
ほんとにビジネス利用には使いやすそうだった。
それにしても・・・。
私が宿泊したセントラルタワーはもともとプリンスホテルだったものだけど、APAが買収してからはさらにイーストタワー、ウエストタワー、と増築して部屋数が増えて凄い数になってる。
増築した部屋はAPA仕様だから激狭なんだろうけど、寝るだけならまぁねぇ。
それにしても昨今のAPAの部屋数増は凄いペース。おそるべし( ̄∇ ̄;)
ロビーはこんな感じでした。建物が古いし、豪華さはさほどなかった。
そりゃ予算が許せば隣のニューオータニ幕張に泊まりたいよ。
でもリーゾナブル、ってゆーのは利点だからね…(^ω^;)
リーゾナブルに宿泊出来て、利便性も良い満足感の高いホテルは、リピーターになりたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます