NHK朝ドラ「お帰りモネ」を見て。
菅波先生という、若い先生が肺癌を患う積極治療を避けている田中さんに伝えた言葉に感動した
その前の回までは、頑なに田中さんに関わるのを拒んでいたのに。
それがあるから余計に菅波先生の対応に驚きと感動がありました。
その前の回でモネ(主人公)に田中さんを助けてほしいと言われ、
菅波先生は
イィ〰️となって物別れになる。
「高速バスが事故渋滞で遅れてるみたいで時間を潰させてもらえませんか…」
と田中さんの経営する喫茶店にやってくる。
菅波先生は上司の中村先生に頼まれ、週末だけ登米の診療所に代わりにくる若先生。
自分のことを語りながら、田中さんの心情に寄り添う。
「東京に帰られるんですか、大変だねぇ、行ったり来たり…」
と田中さんが先生に声を掛けるところから始まる。
時々うんざりします。でも時々東京で無性にこっちに来たくなったりもします。
どっちが本心かと聞かれたら、
自分でも分かりません。
本心なんて
あってないようなものです。
でもいいんです
毎日言ってることが変わっても…
人間の気持ちなんてそんなものです。
1日でも長く生きたいと思う日もあれば、もう終わりにしたいと思う日もある
…当然です
ただ、もしそんなふうに
毎日考えが変わってしまうなら
固定観念や意地や罪悪感のために
結論を急ぐようなことは止めて
本当に自分がそうしたいと思う方向に
いつでも針路を変えられるように…
結論を先延ばしに出来る治療を続けておきませんか?
積極治療っていうのは
明確な目標を掲げた、前向きな治療のことばかりをいうんじゃない
と、僕は思うんです
迷う時間を作るための治療だと思いたいです
…もうちょっとだけ頑張ってみっか
やめたくなったらいつでも言ってください
また、考えましょう。
…うんそうだな
…おもしれェ先生だな、あの若先生
最後までニコリともしねぇ…
~金曜日のお帰りモネより~
田中さんが治療を受けるという事で
中村先生から菅波先生に電話が入り、
菅波先生は訪問診療もすることに…
次の週末に菅波先生がやって来て、
先週言い過ぎたことを謝るシーン。
先生、田中さんの診療、引き受けてくれたそうですね。
治療方針が変わっただけです。
ただ中村先生の思惑通り、
訪問診療に足を踏み入れてしまったことは本意ではありません。
僕は患者の望みより、
自分の治したいという欲を
優先させてしまう。
本質的には患者のことを考えていない。
患者の気持ちや生活をまるごとみる
訪問診療には向いていません。
確かに。
先生のこういうところ、すっごく自分勝手っていう気がします。
モネの気象予報士試験の当日の朝に
試験の最終アドバイスを長々メールで送ってきたことを引き合いに出し、
送られた方の気持ち
あんまり分かってないっていうか
長文だし、正論だし…
でも分かりますから…
先生は私のことを思って一生懸命考えてくれてるって…
だから先生が患者さんのことを考えていないっていうのは違うと思います
ぶっきらぼうで、上手が言えない先生ですが、
モネとかかわりを持つなかで
先生の良さが引き出されてきて。
毎朝の楽しみで、今週は先生の台詞に感慨深いものがありました。
「おちょやん」から、「お帰りモネ」に早々に、シフトしてしまっている自分も可笑しくて。
しばらくの間、おちょやんロスな状態でしたので。
ドラマを見るのは私のインドアなストレス解消法の1つです。
今は新ドラマが始まる待ちの時期なので今日は天気が悪いので貯まったビデオを見ようと思っています。
"寄り添う"
医療や、日常の中でも大切なことだと思います。
"心が伝わる"
感動して今週を締めくくれそうです。
思いやりの気持ちを持って今日も1日、がんばります