ペットシッターブログ

アウエ~な日々

マリ

2018-09-18 | うちのこ

タロさんが亡くなった翌日、

うちのマリも亡くなりました。

 

うちのことなので書くか書かまいか迷ったのですが

マリのことを心配していただいたお客さまもたくさんいらっしゃったので

書くことにします。

 

 

マリは昨年の6月ごろから鼻がグシュグシュいってました。

病院に行っても原因不明。

8月ぐらいから鼻血が出はじめました。

 

色々な検査をしましたが原因は分かりません。

鼻の奥に何か異物?がある。

それが何なのか分かりませんでした。

フツウにお散歩も行くしとても元気にしてました。

 

もしかしたら歯からきてるのかもしれないとの事で

悪い歯を全部抜歯しました。

抜歯の際、鼻の奥の異物?を採取して病理に出しましたが

結局なんなのか分からずじまい。

 

それから少しの間、鼻血はおさまりましたが

また出血。

 

抗生剤や止血剤、ステロイドなど飲ませてましたが

良い悪いを繰り返してました。

 

病名をハッキリさせるにはCT検査が必要。

かかりつけの動物病院にはCTがなかったので

福岡市内の病院でCT検査を受けることになりました。

 

 

アメリカから画像診断で有名な先生が一時帰国されてて

その先生が来院される日にあわせてCT検査をうけました。

マリの担当の獣医さんは検査の当日はお休みだったのに

検査が終わるまで マリに付き添ってくださいました

 

 

結果、マリの病名は鼻腔内腫瘍。

鼻のガンです。

シェルティー系の犬に多い病気です。

画像を見せてもらいましたが

すでに鼻の骨が半分くらい溶けてました。

 

 

11月の初旬。

余命4か月の診断をうけました。

 

 

手術してもまわりに浸潤してるので完全にガンをとることはできない。

鼻をはずしての大手術。

整形手術のようなものなので、マリのもとの顔には戻らない。

 

それよりなにより

14歳のマリにこれ以上の全身麻酔や手術は酷です。

 マリの担当の先生からも手術はおすすめできないと言われました。

 

それから

放射線治療や抗がん剤治療の説明がありました。

 

 

放射線治療を受けるなら

山口大学か鹿児島大学まで行かなくてはなりません。

余命をのばせたとしても せいぜい半年ぐらい。

 

超ビビリのマリ...

病気よりも この通院で死んじゃうな。。

 

抗がん剤治療を選びました。

 

お薬は飲めてたのですが

食欲はなくなるし吐くわでどんどん弱っていきました。

抗がん剤も中止。

 

 

11月時点のマリの状態をみて

もう年内もたないかもしれないと思いました。

でも、もしかしたらお正月まで生きるかもしれない。

マリの最後のお正月。

 

 

マリが病気になる前から

今年の年末年始はお休みしますと告知してました。

ペットシッターを開業して初めてお正月休みをとりました。

この事態を予知していたのでしょうか。。

なんか不思議です。

 

 

今年の元旦はお天気でした

体の調子も良さそうだったので

マリの大好きなお山に連れて行きました。

 

頂上まで自分で登れました。帰りも自分で降りれました。

マリも嬉しかったみたいで笑いながら歩いてました。

 

 

今年の元旦の写真です。

痩せてしまってお顔がむくんできた頃です。

マリが お山の頂上まで行けたのは元旦が最後でした。

 

 

お正月に休んでしまい

お客さまにはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

でも、最後のお正月。マリとすごせて良かったです。

 

 

それから何度も危篤に陥りましたが復活をつづけ

余命宣告の3月を優に超え

9月4日まで生きてくれました。

 

 

 

 

 

 

マリは子犬のころ

福岡市の動物管理センターで兄弟犬と一緒に収容されてました。

怖いこともあったみたいで超ビビリ犬。

いつもプルプルしてました。

 

犬というよりたぬきの子のようでした。

 

 

大きくなったらキツネです。

へんなヤンキーまゆげは 最初からありました。

 

 

 

 

色々入ってる雑種ですが

気質は柴犬。とても柴犬。。。

面倒くさい性格でしたが

気ぃつかいの とても優しい子です。

 

 

 

三度の飯よりドライブが好き。

 

 

 

 

 

 

幼馴染みのゴンさん。(先に天国)

 

 

 

あだ名はボンレス(ハム)

ゴンさんちのお庭がドッグランみたいに広かったので

小さいころは毎日一緒に転げまわって遊んでました。

 

 

 

フツウのお散歩も好きですが...

 

 

 

 

山散歩が大好きなマリ。

 

 

 

 

趣味は鹿狩り。

ビビリのくせ なぜ鹿をこわがらない?

彼女のビビリポイントが全く分かりません

 

 

 

鹿をみつけたときのマリ。

 

カッっと目をみひらいて

黒い目がもっと黒くなって

口元が微妙に上がる。

 

獲物を見つけた時の動物はこんな顔するんだ。

おもしろい。

 

 

あ~あ~あ~...

また行きよったわ

 

 どうぞ 気をつけてーっ”!

 

 

 

 

で、しばらくすると

鹿にまかれてドヤ顔で帰ってくる。

ダニだらけで帰ってくる...。

獣道を走るので100匹200匹はざらです。

 

 

 

 

あーそうですか。

 

 

マリと山に行くたび

私のお客さん  全員ここに連れてきて遊ばせたらどうなるだろう...って

いつも想像してました。

みんな大喜びだろうなーって 

 

 

 

あ~...

なんかうちの犬のことになるとうまく書けません。

ごっちゃごちゃだ すみません

 

 

 

こんど暇なときにマリの好きなお山に行ってきます。

 

お化けでもいいからさ。

でてきてよ。

 

 

 

 また一緒にのぼりましょ

 

 

 

 

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ばいばいタロさん

2018-09-14 | 太郎&桃子&クロねぇさん

 

9月3日。

タロさんが亡くなりました。

14歳。

 

 

 

はじめてのお留守番のとき。

 

その当時タロさんは2歳ぐらい。

クロねぇさんは7歳ぐらいだったかな。

まだモモコさんはいませんでした。

 

大きいので別々にお散歩に行くつもりでしたが

この二人。

 

 

超仲良し

 

どちらか先に連れ出すと

離れたくないと 大泣きするのです  

 

 

仕方ないので一緒に連れて行くことになりました。

どれぐらいの力で引っ張るのか。

大体の予想はできてましたが

私の予想を大幅に上まわりました。

 

 

 

近くの河川敷へお散歩です。

 

すさまじい勢いで

道ではない土手を這いあがる。

クンクンにおいを嗅ぎながらジグザグ走行。

 

 いかん。。...制御がきかない

 

 

例えて言うなら...

 

もののけ姫の冒頭、

山からワシャワシャ降りてくる たたり神。

これは犬じゃない。 イノシシだ ブヒ

 

 

無事に帰宅はできたが

所々、記憶がない。

呆然とする私に満面の笑みで体当たりする

くろい怪獣。

 

これからどうするよ...この怪獣のお世話

これがタロさんの最初の印象でした。

 

 

それからしばらくして

怪獣2匹のもとに桃子さんがくわわりました。

 

 

ある日、タロクロママさんから着信

あたらしく子犬がきました

フラットコーテッドレトリバーの女の子です

お名前は桃子ちゃん。

 

 

...フラット..ですと...?

 

 

携帯もったまま しばしフリーズ。

怪獣が。怪獣がまた増える

 

 

 

毎回のように事件のおこるシッティング。

今 思いだせば 全部笑い話ですが

その当時はオーバーではなく死に物狂いでした  心臓がー

 

怪獣三兄弟の誕生です。

 

 

 

タロさんは子犬のころ

ママさんのお友達の娘さんがお勤めだった

ペットショップに兄弟犬と一緒に売られていました。

 

 

飼い主さんが次々に決まる兄弟たち。

その中で売れ残ってしまったタロさん。

 

 

あ~。。タロさんゴメン。

売れ残ったのなんか分かるわーw

 

 

で、なかば強引に

売れ残ったタロさんを飼ってくださいと連れてこられたそうです。

 

 

 

その夜、ハンパない夜泣き。

タロさんらしいスタートだなと思いました。

 

...それはこちら側の判断だよ。

 

 

 

痛みに強いが心は弱い。

デカイなりして超びびり。

リーダー欲はゼロ。いやマイナス。

 

 

 

あだ名は

すっとこどっこい。

 

 

クロねぇさんとモモコさんの尻にしかれまくり。

 

オヤツとかボールとか取られて泣きじゃくる。

 またかい!

 

 

で、私が とりかえす。

 

 

ダメな子ほど可愛い。。とはよく言ったもんだ。

 

 

 

水遊びが大好きだったので

パパさんから よく川に遊びに連れて行ってもらってました。

 

 

 

 

 

クロねぇさんは水が苦手なので川岸でみてます。

 

 

 

 

 

泳ぐのが得意なタロさん

たくさん楽しいことがありました。

 

 

 

月日は流れ

3年前の夏にクロねぇさんが亡くなり

寂しくなりました。

 

 

今年の3月ごろからタロさんの体力が落ちてきました。

だんだんお散歩もできなくなりお庭で過ごす時間がふえてきました。

あんなにパワフルだったタロさんも

お歳にはかてません。

 

 

ある日、お世話してたら地面に赤いシミみたいのがたくさんついてました。

さっきまではなかったのに...。

なんだろうと思ったら、

タロさんが横になったままでシッポふるのでシッポが地面で擦り切れて血が出てたのです。

そんなにしてまでシッポふらんでいいよって。

 

 

最後1週間ぐらいは寝たきりでした。

もうシッポもふれなくなりました。

名前をよぶと一生懸命こっちを見て起き上がろうとします。

起こすのを手つだうと とても嬉しそうなタロさん。

 

 

あちこち痛かったろうに ずっとニコニコしてました。

死に目には無理だったけど

前日に会えて良かったです。

 

 かねこ先生にもたくさんお世話になりました。

ふかふかベッド作ってくれて嬉しかったです

優しくしてくれてどうもありがとうございました

 

 

 タロさん。

ペットショップで売れ残ってよかったやん

 

またどこかで会える日まで。

ばいばいタロさん

 

 

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