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ソルフェージュ問題の件

2018年02月25日 | レッスン日記

今日は生徒さんが旅に出ました。
香川の先生のところへ一人でレッスンに出かけました。
まだ中学2年生

私も、お母さんも、大丈夫かなぁ?と心配です。


私は他の予定が入っていましたが、何かあったらすぐ飛んで行こうと待ち構えていました。
が、無事に一人でレッスンを終えて帰宅したとの連絡を、向こうの先生からいただき、ホッとしました。


あわせて今後の課題などをお知らせいただきました。


それが、まさに、私が心配していた通り。
ソルフェージュの問題
でした。


ソルフェージュ、というのは、
楽譜を見て、実際に楽器や歌等の音楽を再現するための技術です。
簡単に言うと、楽譜の読み方。


楽譜の読み方といっても、
音楽を表現していくためにはドレミが読めればOKというわけてはなく、様々な文法のようなものがあります。
楽譜を見て、これを瞬時に判断する能力を身に付けなければなりません。


ところが、私が通った音大ではこの科目が弱い。というか、演奏に必要なレベルまでの内容が行われません。
入試はほぼフリーパスでしたし。
大学での授業も実の演奏に必要な技術を教わらない。

そのため、大学を卒業後にあちこち修行に出るのに、このソルフェージュや楽式、和声といった部分で苦労しております。

と言っても、これはこの辺りだけの話でもなく、
全国的に名前の通ってるチビッ子から活躍してるフルティストたちの公開レッスンなどでも、この問題をよく指摘されています。
ものすごーく上手なのに、先生に拍をカウントされるとぐちゃぐちゃな演奏をしていたりする。雰囲気と根性で吹いてるらしい(それはそれですごいと思う)


話はもどって、
教える仕事をしていると
上のクラスに進むであろう生徒さんにはどうしても必要な分野です。
なので、ピアノのレッスンでフォローしてもらおうと思っていたのてすが、
そもそもソルフェージュが演奏にどのように必要とされているのかを理解していない先生だと、
実際には使うことのない難しい知識ばかりを教わっていて、
例えば拍をどのように数えるのか?とか(3拍子なら3拍子のように聞こえないといけないし、4拍子なら4拍子のように聞こえないといけない)
どこに終止があり、どこからどのように転調し、だからどのように音色を変えるのか?
といった基本的なこと

それが大事なのだけども。。。
スルー、、、?


しかし、これを避けて通ることは、
その後の音楽人生の種まきをしていないことと同じ。


とにかく、そこはしっかり見てあげてくださいね。との先生からのお話。

さあ、これをどのようにするか?
しばらく試行錯誤しようかと思います。


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