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たいていはフルートに関する音楽の話題なのです。
そこでよく目につくのが「絶対音感」という言葉。「絶対音感」って何?
何年も前に出版された「絶対音感」という題名の本。ベストセラーになったこともあり、当然読みました。もう内容はかなり忘れてしまいましたが、忘れるくらいですから、これまでそんなに自分には必要としていない能力だなぁ…くらいにしか思わないという感想でした。
感想はともかく、結局絶対音感っていうのはかなり限定された意味の能力だなぁということだと認識する以上のものでなかったのでした。
音楽を本気で勉強するようになってから苦労したことは、ソルフェージュ、聴音です。インターネットで見る書き込みの一部については、この技術と混同している人も多いのだろうか?という疑問を持ちます。
自分の話をすると、小学生の頃にソルフェージュを、中高生の頃に聴音やらアナリーゼやら(その頃はなぜやるのかわからなかった)やっていたものの、それをフルートに役立てることもなく過ごしていたため、能力はほぼ0になっており、大学で学んだ30代、いまさらそんな能力が身につくのだろうかと不安になりながら、でも必要なのでやっていたらだんだんわかるようになってきました。かなり苦戦しましたが(^_^;)、これができないとフルートの勉強は無理なので必死でやりました。
そして、トレバー先生のセミナーに参加した時には、いきなりある調のアルペジオを吹き始めたら、それについて一緒に吹かないといけませんでした。しかも次々と調を変えて吹くわ長短減…とグレードアップするわ、次々に課題が出されます。
加えて伴奏を聴き、ピッタリなメロディを即興でつけていくという課題がありました。ちなみに間違うとトレバー先生に足を踏まれる恐れがありますf^_^;
これはもう音が即聴きとれて反応できないとついていけません。セミナーの間は毎日ですから本当によい勉強になりました。
そういう自分の経験からすると、これくらいの能力は大人になってからでも充分身につける事はできるのだと言えるのではないかと思うのです。(私の場合、子供の頃にした勉強があるからなのか、それは関係ないのかという事はわかりませんが)
そこで、インターネットで見かける「絶対音感」なるもの…。これが不思議でなりません。
「C」の音を聞いて基準音なしに♪ドと当てることができる、とか、自分でAの音を吹いて、チューナーを見なくても442HZよりちょっと高いとかわかる…、ということは、私が大人になってなんとか獲得したものと何が違うんだろう???という疑問です。絶対音感というのはごく早い年齢までしか身につかない、と思っていましたが、そこに書かれる内容は私が大人になって身についたものと同じなのでは?私が実は絶対音感を持っていた!!という事もなさそうですし…
私は試したことがないのですが、絶対音感を測定するアプリがあるのだとか…。でも、もしそのアプリがすごく精密だと仮定して、音を出力する装置の音程が正確でなかったらどうなるんでしょうか?それは結局相対的な音を聴きわけているのでは?などと思います。
結局、絶対音感というものが私にはよくわかりません。
話しがズレますが、うちの旦那さんは自称音楽がまったくわかりません。ですが、コマーシャルなどで流れる音楽やセリフを同じ音程で再現することができます。人のモノマネをする時も同じ音程で再現してみせます。
ちなみに私はにはできません。節はあっていても、音程までは気にしないからです。
だから、もしかして旦那さんには実は絶対音感があるのではないか?と思います。が、それは訓練していれば…の話ですよね。
なんか話にとりとめがなくなってきました。今日はこの辺で
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