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久しぶりに外に出た感覚は~マルティヌーのソナタより

2020年05月23日 | よっしーのフルート日記

コロナの緊急事態が解かれて
昨日くらいから町には人が戻ってきましたね!

久しぶりの外出がこんなに新鮮なものとは
なまった体とともに
改めて新しい世界に出た気分を味わってます


それで思い出したのがフルートとピアノのための曲
B.マルティヌー作曲
「ファースト・ソナタ」
です。


フルート専門の人は知ってるはずですが
そんなに有名とは言えないこの曲

実は、作曲者が生まれて初めて家の外に出ることが出来たときの経験や感動を描いた曲らしいのです。

らしい~というのは
トレヴァー・ワイのクラスを受講していた時に
この曲について先生が語ってくれて記憶で書いてます


それはとても不思議な話で、

マルティヌーはチェコの田舎に産まれ
6歳か7歳になるまで家の外に一歩も出ることがなく
教会の塔の中で育ったというのです。
父がその教会の塔の番人をしていたそうで、
「とても大人しい性格で」とあるのですが
一歩も出ない?または出されずに?育つ
というのはどういうことなのだろう?
本当にそんなことがあるのか?

宗教上の理由?それとも公にできなかった?
トレヴァーも理由はわからないが、とにかく全く塔から出ることなく育ったらしいと言ってました。

曲はある日、初めて塔の外の世界に出た時のことから始まり
その後彼ぱ、町の仕立屋に連れて行かれ、バイオリンの手解きを受けたときのこと
それから曲には(ちゃんと話が聞き取れなかったのですが母が働いていた??)仕立屋でいつも聞いていた音が描かれます。
自分の不思議な生い立ちと、ファンタジックな経験のイメージから作られた曲なんだ!

と解説されました

たしかに、曲の途中に不思議なリズムの音の並びがありますが、
あれはミシンや、生地を裁断する時の音だということでした


この曲でレッスン受けていた受講生の演奏がとても素敵だったこともあり
その説明の後には、もうその通りにしか聞こえない!という。
演奏していた彼女の本当にきれいな音のおかげもあり、
ファンタジックなストーリーと一緒になって印象に残った曲でした

生まれて初めて建物の外に出るって
いったいどんな気分なんだろう?

と、思っていましたが、


今回、「自粛!」か終わって
町に出られた時の感覚は
この曲のイメージに近いのかな?
なんて思いました


そう思って聞くと不思議な感動が味わえる曲です
ぜひ、聞いてみてください


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