天下泰平
自然に還るプラスチックをユダヤ人が開発
2018/12/27 13:10
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イスラエル研究者 プランクトンから環境に優しいプラスチックを作成
イスラエルのテルアビブ大学の化学者たちは、海洋微生物を基本原料に環境に優しいプラスチックを開発した。 ポータル「エウレクアラート!」が報じた。
現在、いくつかの工場では、急速分解が可能な植物性プラスチックの生産を行なっている。しかし、その植物栽培には、世界各国が肥沃な土壌と淡水を必要とする。
「プラスチックが完全に分解するには何百年もかかる。この物質の小片は動物や環境に有害だ。この問題に対する部分的な解決策は、バイオプラスチックへの移行であり、その生産では原油を使用しない。しかし、バイオプラスチックも環境コストがかかる。プラスチックを作るため、植物やバクテリアを育てるには肥沃な土壌と淡水が必要となる。私たちの開発はこの問題を解決している」と、テルアビブ大学は強調した。(「スプートニク日本」から転載)
イスラエルから地球の環境問題に関わる良いニュースが。
それは、イスラエルのテルアビブ大学の化学者たちが、海洋微生物プランクトンを利用したプラスチックを開発したということです。
プラスチックといえば、原料は石油が基本。
街の中、生活の中も見渡す限りにプラスチック、および石油による加工品は存在しており、現代の文明社会において、プラスチックは必要不可欠な材料ですが、一方で自然に分解されないことから、地上はもちろん、最終的にゴミが辿り着く、海のプラスチック汚染は、世界的に見てもかなり深刻なものとなっております。
自然に還るプラスチック。
このテーマは、遥か前よりメーカーを始め、国家や地球レベルの課題となっておりましたが、石油利権が大きな力を持っていたこれまで、簡単には石油の代替となる原料が台頭することができず、技術的には植物などを使ったバイオプラスチックはとうの昔に完成しても、一般社会に流通することはありませんでした。
生産コストが見合わず、石油商品との価格競争の中では到底太刀打ちができなかったり、サトウキビやトウモロコシなどの作物を原料したバイオプラスチックも、結局は作物を生産するために環境負荷がかかったり、簡単そうに見えて、バイオプラスチック産業は、簡単には解決できない問題が多くあったそうです。
ところが、今回のイスラエルの研究報告からすると、詳しい内容は掲載されていませんが、それらのバイオプラスチックの抱える問題をすべてクリアした新タイプのバイオプラスチックとなっています。
もし、この技術が石油に代わる自然プラスチック産業となって成長したら、この先の地球のゴミ問題、プラスチック問題の解決も一歩前進となりそうです。
もちろん、地球のゴミ問題はプラスチックだけに限らず、様々な種類のゴミがあるでしょうし、そもそもゴミを出さない文明社会、人類の意識の持ち方が根本的には必要になりますが、それでも、いつまでも先行きが見えなかったプラスチック問題が、少しでも良い方向へ進むのは、喜ばしいことです。
少し前、今年の秋頃には、
「世界の食塩の9割にマイクロプラスチックが含まれている」
というゾッとするニュースも話題となっていました。

9割の食塩からマイクロプラスチックを検出
数年前、海塩からマイクロプラスチックが初めて見つかった。しかし、調味料として身近な塩に、プラスチック微粒子がどのくらい含まれているかについては、分かっていなかった。新たな研究で、世界の食塩の9割にマイクロプラスチックが含まれているというショッキングな結果が報告された。(参考記事:「研究室 忍び寄るマイクロプラスチック汚染の真実」)
この研究は、韓国の研究者グループと環境保護団体「グリーンピース東アジア」の合同チームが、塩に関する既存研究を活用してまとめたものだ。食塩に含まれるマイクロプラスチックが地理的にどう広がっているか、プラスチック汚染が起きている場所とどんな相関関係があるのかについて、世界規模で調査した研究はこれが初めてである。その分析によると、調査対象となった食塩39品目のうち、36品目でマイクロプラスチックが検出された。
韓国、仁川大学の海洋科学教授キム・スンギュ氏は、「海産物経由で摂取したマイクロプラスチックの量と、同じ地域から排出されたマイクロプラスチック量には、強い相関関係があると考えられます」と話す。
分析対象となったのは、欧州、北米、南米、アフリカ、アジアの合計21の国と地域から集めた塩のサンプルである。そのうち、台湾(精製海塩)、中国(精製岩塩)、フランス(天日製塩による無精製海塩)の3品目のみがマイクロプラスチックを含んでいなかった。この研究成果は、「Environmental Science & Technology」誌に掲載された。
マイクロプラスチックが含まれている割合は、地域ごとにも違いがあった。密度が高かったのがアジア産の塩で、インドネシアで販売されたものが一番マイクロプラスチックを含んでいた。アジアはプラスチック汚染が進んでおり、中でも5万4720キロメートルの海岸線を持つインドネシアは、2015年の別の研究でも、世界で2番目にプラスチック汚染がひどい国とされた。(参考記事:「プラスチックごみ問題、アジアの責任は?」)
生産された場所別に見ると、マイクロプラスチックの含有レベルが一番高いのが海塩だ。以下、湖塩、岩塩の順になる。(「ナショナルジオグラフィック」より転載終了)
プラスチックが本格的に文明社会で使われるようになってから70年ほど。
これまでの累計生産量は83億トンあり、そのうち廃棄されたのは63億トン。
廃棄された中でリサイクルされていないプラスチックは、なんと57億トンもあるそうです。
今でも年間約4億トンが生産され、発展途上国の人口爆発もあって、まだまだ生産量は増えていく見込みのようです。
そういったプラスチックのゴミが、海に流れ出て、それらが劣化していく中で、直径5ミリ以下の微小なプラスチック粒子が「マイクロプラスチック」となり、動物プランクトンからクジラまで、あらゆる大きさの海洋生物が体内に取り込んで大きな問題となっています。
そして、マイクロプラスチック問題は、海洋生物だけでなく、世界中の海塩からも検出されています。
必ずしも海塩の多くが危険とも言えず、また微量のマイクロプラスチックの人体への危険性が、一体どれほどあるのか明らかになっていませんが、精製塩と自然塩だけに限らず、今後は自然塩も地域や品質を吟味していく必要がありそうです。
それにしても、ユダヤ人の頭の良さ、テクノロジー技術、開発力にはいつも脱帽です。
ユダヤ人は世界の人口の0.2%であるのに対し、ノーベル賞受賞者のうち、ユダヤ人が占める割合は22%にもなるといわれています。
2000年近くも国がなく、流浪の民として世界をさまよい、過酷な環境下でも生きていく術を身につけてきた知恵や根性があり、また世界の洗脳教育にも染まらず、独自のユダヤ教育が根付いていることが影響しているのかもしれません。
とは言え、日本もまた技術の面においては、世界に誇る叡智をたくさん持っていると思います。
ユダヤと日本が1つとなり、世界の環境を救う技術がより進展することを願っております。
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イスラエルのテルアビブ大学の化学者たちは、海洋微生物を基本原料に環境に優しいプラスチックを開発した。 ポータル「エウレクアラート!」が報じた。
現在、いくつかの工場では、急速分解が可能な植物性プラスチックの生産を行なっている。しかし、その植物栽培には、世界各国が肥沃な土壌と淡水を必要とする。
「プラスチックが完全に分解するには何百年もかかる。この物質の小片は動物や環境に有害だ。この問題に対する部分的な解決策は、バイオプラスチックへの移行であり、その生産では原油を使用しない。しかし、バイオプラスチックも環境コストがかかる。プラスチックを作るため、植物やバクテリアを育てるには肥沃な土壌と淡水が必要となる。私たちの開発はこの問題を解決している」と、テルアビブ大学は強調した。(「スプートニク日本」から転載)
イスラエルから地球の環境問題に関わる良いニュースが。
それは、イスラエルのテルアビブ大学の化学者たちが、海洋微生物プランクトンを利用したプラスチックを開発したということです。
プラスチックといえば、原料は石油が基本。
街の中、生活の中も見渡す限りにプラスチック、および石油による加工品は存在しており、現代の文明社会において、プラスチックは必要不可欠な材料ですが、一方で自然に分解されないことから、地上はもちろん、最終的にゴミが辿り着く、海のプラスチック汚染は、世界的に見てもかなり深刻なものとなっております。
自然に還るプラスチック。
このテーマは、遥か前よりメーカーを始め、国家や地球レベルの課題となっておりましたが、石油利権が大きな力を持っていたこれまで、簡単には石油の代替となる原料が台頭することができず、技術的には植物などを使ったバイオプラスチックはとうの昔に完成しても、一般社会に流通することはありませんでした。
生産コストが見合わず、石油商品との価格競争の中では到底太刀打ちができなかったり、サトウキビやトウモロコシなどの作物を原料したバイオプラスチックも、結局は作物を生産するために環境負荷がかかったり、簡単そうに見えて、バイオプラスチック産業は、簡単には解決できない問題が多くあったそうです。
ところが、今回のイスラエルの研究報告からすると、詳しい内容は掲載されていませんが、それらのバイオプラスチックの抱える問題をすべてクリアした新タイプのバイオプラスチックとなっています。
もし、この技術が石油に代わる自然プラスチック産業となって成長したら、この先の地球のゴミ問題、プラスチック問題の解決も一歩前進となりそうです。
もちろん、地球のゴミ問題はプラスチックだけに限らず、様々な種類のゴミがあるでしょうし、そもそもゴミを出さない文明社会、人類の意識の持ち方が根本的には必要になりますが、それでも、いつまでも先行きが見えなかったプラスチック問題が、少しでも良い方向へ進むのは、喜ばしいことです。
少し前、今年の秋頃には、
「世界の食塩の9割にマイクロプラスチックが含まれている」
というゾッとするニュースも話題となっていました。

9割の食塩からマイクロプラスチックを検出
数年前、海塩からマイクロプラスチックが初めて見つかった。しかし、調味料として身近な塩に、プラスチック微粒子がどのくらい含まれているかについては、分かっていなかった。新たな研究で、世界の食塩の9割にマイクロプラスチックが含まれているというショッキングな結果が報告された。(参考記事:「研究室 忍び寄るマイクロプラスチック汚染の真実」)
この研究は、韓国の研究者グループと環境保護団体「グリーンピース東アジア」の合同チームが、塩に関する既存研究を活用してまとめたものだ。食塩に含まれるマイクロプラスチックが地理的にどう広がっているか、プラスチック汚染が起きている場所とどんな相関関係があるのかについて、世界規模で調査した研究はこれが初めてである。その分析によると、調査対象となった食塩39品目のうち、36品目でマイクロプラスチックが検出された。
韓国、仁川大学の海洋科学教授キム・スンギュ氏は、「海産物経由で摂取したマイクロプラスチックの量と、同じ地域から排出されたマイクロプラスチック量には、強い相関関係があると考えられます」と話す。
分析対象となったのは、欧州、北米、南米、アフリカ、アジアの合計21の国と地域から集めた塩のサンプルである。そのうち、台湾(精製海塩)、中国(精製岩塩)、フランス(天日製塩による無精製海塩)の3品目のみがマイクロプラスチックを含んでいなかった。この研究成果は、「Environmental Science & Technology」誌に掲載された。
マイクロプラスチックが含まれている割合は、地域ごとにも違いがあった。密度が高かったのがアジア産の塩で、インドネシアで販売されたものが一番マイクロプラスチックを含んでいた。アジアはプラスチック汚染が進んでおり、中でも5万4720キロメートルの海岸線を持つインドネシアは、2015年の別の研究でも、世界で2番目にプラスチック汚染がひどい国とされた。(参考記事:「プラスチックごみ問題、アジアの責任は?」)
生産された場所別に見ると、マイクロプラスチックの含有レベルが一番高いのが海塩だ。以下、湖塩、岩塩の順になる。(「ナショナルジオグラフィック」より転載終了)
プラスチックが本格的に文明社会で使われるようになってから70年ほど。
これまでの累計生産量は83億トンあり、そのうち廃棄されたのは63億トン。
廃棄された中でリサイクルされていないプラスチックは、なんと57億トンもあるそうです。
今でも年間約4億トンが生産され、発展途上国の人口爆発もあって、まだまだ生産量は増えていく見込みのようです。
そういったプラスチックのゴミが、海に流れ出て、それらが劣化していく中で、直径5ミリ以下の微小なプラスチック粒子が「マイクロプラスチック」となり、動物プランクトンからクジラまで、あらゆる大きさの海洋生物が体内に取り込んで大きな問題となっています。
そして、マイクロプラスチック問題は、海洋生物だけでなく、世界中の海塩からも検出されています。
必ずしも海塩の多くが危険とも言えず、また微量のマイクロプラスチックの人体への危険性が、一体どれほどあるのか明らかになっていませんが、精製塩と自然塩だけに限らず、今後は自然塩も地域や品質を吟味していく必要がありそうです。
それにしても、ユダヤ人の頭の良さ、テクノロジー技術、開発力にはいつも脱帽です。
ユダヤ人は世界の人口の0.2%であるのに対し、ノーベル賞受賞者のうち、ユダヤ人が占める割合は22%にもなるといわれています。
2000年近くも国がなく、流浪の民として世界をさまよい、過酷な環境下でも生きていく術を身につけてきた知恵や根性があり、また世界の洗脳教育にも染まらず、独自のユダヤ教育が根付いていることが影響しているのかもしれません。
とは言え、日本もまた技術の面においては、世界に誇る叡智をたくさん持っていると思います。
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