読了した本は⤵️
① この夏の星を見る(辻村深月)
2020年のコロナ禍、学生の修学旅行、甲子園、大会など何もかも中止になった一年を大人は『失われた』『奪われた』『可哀想』と表現してたけれど😢
茨城、五島、渋谷の中学、高校の生徒たちが縁あってオンラインで繋がり『スターキャッチコンテスト』を開催するストーリー
普通なら出会うことがなかった生徒たち。
生徒ひとりひとりに個性があり、葛藤があり、様々な事情があり、閉塞感に孤独すら感じるけれど『星を見る』を共有することで心を開き、相手の事情を何となく察して、さりげなく支え見守る。
かけがえのない経験をたくさんして、3校で始めた『スターキャッチコンテスト』は翌年、全国開催までになる。
あぁ、若いっていいな!
ココロが柔く、瑞々しい、何にだってなれる!
ザッ青春!そのもので、清々しく読了しました♡
私も得体の知れないコロナに翻弄され今まで経験したことのない一年を思い出しました。
でも、かなしいことに『喉元過ぎれば熱さを忘れる』みたいに、けして『当たり前じゃないと気づいた日常』にさえ、感謝の気持ちが薄らいでる自分に気づきました🤣反省😢
② どうしても生きる(朝井リョウ)
生きづらさを感じてる人たちの6つの短編集
何かのタイミングで自•死する側になりそうな不安定さを持ち合わせながら、もがき苦しみながら生きる人々を描いてます。
きっと『生きづらさ』を感じる最たるものは人との関係、コミュニケーションなんですよね💧
わたしは最後の『籤』が好きだなぁ
主人公の女性は子供の頃から『くじ運』が悪く、大人になっても日常で『ハズレくじ引いた』みたいな出来事があるけれど😢その時、最善なことに取り組んでいる。
けっきょく、『ハズレくじ』を引かないように利己的に損得考え用意周到に動く(生きる)人たちが幸せになれるとは限らない。
何かの拍子に人生の良し悪しが、オセロのようにガラッとひっくり返ることがある!
やっぱり、『思いやり』『尊重する』という気持ちがないと自分を大切にすることも出来なくなるなぁと実感することも多々ありました。
まずは、自分を客観的に見るのも大事。
人を『正しさを武器』にコントロールするのではなくて『余白』を与える(←なに言ってるの私?😅)
弱いところは攻撃?しない。
その人らしさを受け入れる、認めるっていうのが大前提のような気がします。ここから始まるみたいな☺️
朝井リョウ氏は『生きづらさ』を描く(描写)のはリアル感があり、世の中色々な人がいるのだな〜とハッとさせられます。
③ ある男(平野啓一郎)
こちらは、安藤さくらさん、妻夫木聡さん、窪田正孝さん主演で映画化され、今、アマプラビデオでも見れます。
戸籍の入れ替わり、なりすまし
こんなことがあるんだ〜😵と言うのが読了後の感想😅
でも、なりすましの男性との結婚生活はとっても幸せで、男性が事故死しなければ永遠に分からなかったかも知れないな。
私が主人公の女性だったら人間不信になりそうだけど
人は自分の信じたいように信じる。
聡明な彼女なら、これから明るく逞しく子供たちと生きていけると思いました。
ラストはホント泣けます😭
『小説』は創られた世界だけど、色々な生き方、人、生活etcetcを知ることができて、
想像や妄想?を膨らませ、『知らなかった』ことを垣間見れるのは読書の醍醐味♡
次は未来へいきます。笑