仕事始めと晴れ着♪

生暖かい　気持ち悪い朝です
だって　今日で６日間　ロクに雪が降ってないのよばっか
本来ならね　非常に楽チンで　嬉しいんだけど

この季節　ありえないのよ～
このまま雪が降らないで春になるなら良いよ
そんな訳無いし　いつドッカ～ンと大雪になるんだろ～
戦々恐々ですよ～

昨日は働く皆様の　仕事初めの様子をで見てて
東京証券取引所の晴れ着の女の子が画面いっぱいに

そう言えば　遠い昔　私も新年初出勤の日にを着て行ったなぁ
朝お婆ちゃんに着付けをしてもらいに乗ってね

その晴れ着は振袖ではなく　付け下げと呼ばれる着物でした
成人の為に当時　和服の仕立てを仕事にしてた祖母が
私の為に仕立ててくれた
横浜にあるホテルの着物の反物の展示会に連れてってくれて
ピンクの反物　長じゅばんは白　帯は緑　帯揚げはオレンジ
反物の模様に金銀の刺繍を施してもらい　白い襦袢は薄ピンクに染めてもらい
それらを祖母が成人の私の為に晴れ着に仕立ててくれたのでした
着付けも祖母の手で　今では殆ど見られなくなった　「ふくら雀」
そんな帯の結び方で

振袖ではなく　付け下げにした訳。。。
私は思春期の頃から婦人科系の病を患ってて
多分子供は授からないだろう　そんな医師の見立てがあり
きっと嫁にも行かないだろ～　子供も授かる事は無いだろ～
だから生涯着ても　持ってても困らない様にと祖母の判断で付け下げに決定～

あれから４０年　（きみまろ）じゃないけど
この着物は娘が成人の時に着てくれました
当時夫が病気の為に入退院を繰り返し　ホントにお金が無くて
晴れ着を買ってあげる余裕がなくて
でもふとタンスから出してみた私の晴れ着を見た娘が
「お母さん　私これ着るよ」言ってくれました
嬉かったね　有難かったね
せめてもと　紐や小物だけは新品を
着付けをしてもらい　頭をセットしてもらい　化粧もプロの手で
写真もいっぱい撮って



毎年　この時期になると思い出す　初出勤と成人の着物の思い出

保管してますよ　１年に１回　必ずタンスから出して
虫干しして　糸がね　少し黄ばんでるのね
それも　この着物の歴史　おばあちゃんの手のありがたさ
１針　１針　込められた愛情が。。。

あっ　娘はとうに　３０過ぎてます