PRESSMAN GOGO

オートバイスポーツ、トライアルを中心にディレクター生野涼介が日々の気がついた事、取材した時の思いなど、日常のブログです。

GWのささやかなお楽しみ

2011-05-02 23:54:07 | トライアル
世の中ゴールデンウイーク。ウチは特にレジャーの予定はないんだけど、今日はこんな所に行ってきました。


何かと言うと、コレ。


この人の爆発している絵画はそれほど好き、という感じではないんですが、全日本トライアル近畿大会に行く時高速から一瞬見える「太陽の塔」は見事だと思います。全体のバランスや曲線、歪んだ顔と背面のクールな表情、そして超越したような金色の頭が絶妙。




今年は岡本太郎生誕100周年とのことで、色々な美術番組が取り上げています。
「なんだこれはっ!」というヘンテコおじさんのイメージが強い人ですが、詳しく知ってみるとなかなか偉い人。
どんなに有名になっても偉い人にはならなかったという、逆説的な偉い人。
太陽の塔も万博にNon!を突きつけるために作ったのだそうです。


「芸術はきれいであってはならない。心地良くあってはならない」なんて言葉は、同じものづくりとしても共感できます。「命をかけて対決しないヤツにものは作れない」とか「やろうとしないから、やれないんだ」とかもね。
「人生の岐路ではいつも困難な道を選んできた」や「万人に好かれる芸術は偽物だ」「成功は失敗のもと」のお言葉には恥じ入るばかり。
僕も彼のような信念をつらぬいて作品を作りたいものですが、下手に真似ると自己満足にしかならないからねえ。
岡本太郎は死ぬまで世間や権威に「Non!」を突きつけ続けたのに、どうして自己完結に終わらず政治的にも抹殺されず、外部に訴える力を持ち続けられたのか、それが不思議です。


さて展覧会ですが、入り口には長蛇の列。

うわぁ参ったなあ、と思ったら、これは会場限定品の岡本太郎ガチャポンを買う人達でした。



何度も並びなおして買う人がいるほどの人気でしたが、ウチも1コ購入。幸せそうな顔のフィギュアが当たってよかった。


展覧会には絵も沢山あったけど、僕はやっぱり爆発系絵画より、立体の方が面白く感じました。
というのも、なんだか彼の作る立体は僕の好きなある漫画家を思い出させるのです。




というわけで、今日は展覧会のハシゴ。竹橋の近美から御茶ノ水に向かいます。(この項続く)

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