PRESSMAN GOGO

オートバイスポーツ、トライアルを中心にディレクター生野涼介が日々の気がついた事、取材した時の思いなど、日常のブログです。

全日本中部大会結果

2008-10-13 10:53:29 | トライアル
10月12日に開催された、中部大会の結果です。

優勝 黒山健一 14+TP2+7+ss5=28c19
2位 小川友幸 10+ TP2+13+ssS3=28c18
3位 野崎史高 32+17+ss5=54c12
4位 田中太一 35+TP1+34+ss1=71c7
5位 渋谷勲  43+32+ss5=80c9
6位 小川毅士 40+TP3+34+ss6=83c6
7位 田中善弘 49+37+ss10=96c4
8位 尾西和博 43+TP3+44+ss8=99c4
9位 井内将太郎 50+48+ss10=108c4
10位 坂田匠太 52+48+ss9=109c2
11位 三谷英明 51+45+ss13=109c1
12位 小森文彦 54+49+ss13=116c1

※TP=タイムペナルティー ss=スペシャルステージ

おなじみの会場キョウセイですが、セクションは新開発もたくさんあり、独自のスペシャルステージも加えて見応えたっぷりの試合となりました。

注目の渋谷選手はスタート直後から一人で先を走り、残念ながらライディングをほとんど見ることができませんでしたが、5位という結果はまずは合格点でしょうか?本人は「次はほかの選手と一緒に走って勝負をしたい」と語っています。

さて優勝争いですが、前回勝った野崎選手が1ラップ目から失敗を重ねてしまいます。試合途中本人も「絶不調です」という5点の山。さすがに2ラップ目はかなり盛り返すも、優勝争いに絡むことができないまま3位で終わります。

昨年はここで優勝とチャンピオンを同時に決めた、「ここは地元ですから」と言う小川友幸選手。会場との相性とかはないとは思うのですが、試合開始から順調にとばします。マインダーの田中裕大さんも「今日は大丈夫や」と試合中笑顔をみせるほど。減点はとっても最低限、5点をとらない走りを続けていた小川選手ですが、1ラップ目第8のヒルクライムに失敗してから微妙に流れが変わってきました。
同じセクションでクリーンのパンチを受けた黒山選手に1点抜かれ2位に。その後も二人は大接戦を続けていきますが、2ラップ目の同じく第8で再び失敗した小川選手に対し、黒山選手はクリーン。
差は少し広がって、黒山選手7点リードで、3つのスペシャルステージを迎えます。

持ち時間1分半のスペシャルステージの難易度は世界選手権並。長いのでここだけお助けマインダーも2人体制となっています。
この第2で小川選手は3点。続く田中太一選手がクリーンしたのを見た黒山選手は当然クリーンを狙っていたのでしょう、でもそれが裏目に出て5点。それでも5点差で小川選手を振り切った・・・・はずでした。

ゴール後いったん結果が張り出されたのですが、表彰式がなかなか始まりません。スタート前にアナウンスされていたデ・ナシオンの報告会も「都合により中止します」とのこと。
このとき黒山選手の受けた判定について、本部では協議がなされていたのです。

1ラップ目の第8。黒山選手は出口でクリーンのパンチを受けましたが、このとき下にいたメインオブザーバーは、後輪がマーカーに当たったとして5点のコールをしていたのです。ひとつのセクションに対して正反対の2つの判定をどうするのか?

結果黒山選手のこのトライは、ミスパンチとして5点に変更。リザルトが書き換えられます。
これで同点になった二人ですが、からくも黒山選手はクリーン差で逃げ切りとなり、今期5勝目を獲得しました。
なんとか勝った黒山選手はともかく、すっきりしない結果に小川選手は表彰台でもしかめつら。観客から「ガッチ、笑って!」と声が飛ぶほどでした。
でも裕大さんによると「まあクリーン差で勝てるのも、そういう流れを引き寄せる力があるからやな。チャンピオンをとった去年の小川さんがそうやった。今年は逆になっているだけや」とのこと。

この流れが最終戦でどうなるのか、今年最後の闘いはあとたった2週間後に開催されます。

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