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IKEAと建設業、大量生産と単品受注生産

2008年12月13日 23時17分14秒 | Weblog
埼玉・新三郷にオープンしたIKEAに行ってきました。

西船橋には何度か足を運んでいました。

驚いたのは、その中身。

まったくといっていいほど、歩行経路やサービス、陳列の位置が一緒だったのです。

レジ近くにあるアウトレットコーナー、出てすぐにある100円のホットドッグや50円のソフトクリーム。

聞いたところによると、ドイツにあるIKEAもサービスが概ね一緒なのだそうです。

DIYにこだわることで価格に優位性を持ち合わせ、さらに最後の100円ホットドッグ(ドリンクはおかわり自由!)で安さを脳裏に植えつけさせる。

時代をうまく読みきっていると思われる当該ビジネスモデルを体感しながら、相当の人出のなかで、「脱」請負業としてのヒントを探していました。

大量生産によって原価を下げる方法は、土地の形や条件によって、ひとつひとつ建物が異なる単品受注生産とはうまく結びつきません。

オーダーメイド。

オートクチュール。

建物づくりも上記と同じ、高品質の追求なのです。

さらに建物によっては延べ何千、何万人が関与する、職人の手作りの集大成ともいえます。

聞くところによると、韓国では設計と施工を同じ会社がすることはないそうです。

受注競争も激しいと思われます。

しかし日本も同様です。

まるで魚のセリのように、多数のゼネコンを勝負させ、金額を下げさせる。

ゼネコンの数が供給過多なのは周知の事実です。

業界は、大手ゼネコンか、または中小・零細の工務店かという二極化が今後すすむでしょう。

さらにいえばM&Aか廃業かの二極化にすすむでしょう。

ただ当社のように、創業家が経営を担う中小企業は驚くほどたくさん存在します。

そうは業界の再編をゆるさないことでしょう。

なぜなら、そこには、創業家の先祖代々続く精神が入っているのですから。

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