自作パワーパックを作る話。
その2です。
前回までに、ベースとなるTOMIX N-1000CLを分解し、出力回路などを確認。
今回は、メインとなるコントロール基板を制作します。
いきなり完成しています。
今回は、AC100VをDC12Vに変換してコントロール用基板に電源を供給するのは、N-1000-CLの電源回路をそのまま流用しています。
写真の青、赤の配線がDC12Vの配線。ここから基板に回路を作ります。
モーターの特性のばらつきで動き出す出力が異なるので、調整用の100kΩの可変抵抗とメインのスピードコントロール用500kΩの可変抵抗を付けます。
こちらはケースの加工。
元のダイヤルがあった場所にコントロール用可変抵抗をつけてみます。
ダイヤル部分は無加工で付きますが、回転防止のピンの穴を開けて付属のナットで止めればOK。
また、調整用可変抵抗用の穴をφ7で開けます。こちらも回転止の穴を開けておきます。
最後に、フィーダー接続用のコネクタを付けて回路は完成。
フィーダー接続コネクタは、N-1000-CLのものを転用します。
これで、ケースへの納まりは純正と同じ感じになります。
各部のショートチェックをして、電源を繋ぎます。
その状態で、フィーダーからの出力電圧をテスターでチェック。問題なければケースに収納します。
これで完成。
ケースが日に焼けて変色しているのは歴史ですかねぇ。
ダイヤルは奮発してアルミ製の結構高価なタイプをチョイスしました。
方向切替用トグルスイッチは、プラ板でベースを作り取り付け。
ベースをケースに穴あけして固定しています。
アクセントでラジコンで使っていたピンクアルマイトのアルミネジを使ってみました。
停止状態でも室内灯は点灯しています。
PWM制御のパワーパックなので、低速からライトが明るく点灯しますし、速度を上げていっても輝度の変化も少ないです。
唯一の難点は、コアレスモーターのKATO D51が微妙に止まらないことですかね。
それでも、低速からスムーズに加速できますし、ライト関係も十分な明るさで点灯しますので満足ですね。
これで、N-1000-CLが復活?しました。
今回は、電源部をN-1000-CLの電源回路を使用していますので、コントロール回路を作っただけです。
それなので、ACアダプターが不要でシンプルに取り扱える点もいいです。
完成して走行させてみて非常にスムーズで安定しているので2号機、3号機を作りたくなってしまっています。
それでは、また次回。
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