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RIN!ちゃん

2010年05月19日 | Weblog
RAFIKIの大久保です。


先日5月16日、我が家に悲しい出来事が起こりました。

このブログは、お店の宣伝ブログの意味合いも一部ありますが、ボクの

個人的なブログも兼ねています。

そんなどちらとも付かないブログ。

悲しい事なので書くのをためらってましたが、我が家の自慢の可愛い猫の事を、

多くの人に知って頂きたく、また捨てると言う飼育放棄方法に警笛を鳴らす事に

少しでもなればと思い。。記事にすることにしました。



前日まで普通に生活して、何ら様子が変わらなく見えていた猫の

RIN!ちゃんが突然他界しました。

我が家の犬猫の中で最年少。まだ6歳です。


その日は、ワンコ達を公園で遊ばせようと5時半に起き、居間に

行ってキャットタワーのボックスの中のRIN!ちゃんの異変に気が

付きました。


ボックスを覗き、RIN!ちゃんの姿を見た瞬間に、まさか・・・

触ってみると何時もの体温と同じ温かさ・・

なのに何故、反応しないんだ。。


RIN!ちゃんを慌ててボックスから出して抱きかかえた瞬間、

オシッコがボクの膝部分に流れ出ました。

これで、全てを悟りました。

体の温かさや柔らかさから判断して、他界してから1時間位

しか経ってなかったと思います。


突然の事に、頭の中は混乱してました。

何故? どうして? と・・

そして涙が止まらない、、、


妻からは、猫の突然死の原因に多い「肥大型心筋症」だったのかも

しれないと話がありました。

日常の生活でその症状を殆ど出さずに突然死するケースも多いと言う

ことですが、、、

彼女の身近にいた家族として、また動物の業界に従事している

ものとして、全くそのシグナルを感じ取れなかった事が、悔やまれ

また情けなく、申し訳なかったと思っています。



以前に、このブログでもお話した事がありますが、彼女は6年前の

まだ朝晩は寒さが厳しい3月に店舗の近くにある、小さな小さな

公園に兄弟達と共に捨てられていました。月齢は1ヶ月位。

その公園のトイレの裏側には、彼女達を入れて捨てたと思われる

タオルが入ったダンボール箱が置いてあったと、保護した妻から聞い

ています。何なんだ、そのタオルは。せめてもの情のつもりなのか・・


人間の身勝手で捨てられた小さな命・・

目の前は車が頻繁に通る道路。

彼女達を保護して店に戻って来た妻の目には一杯涙が溜まってました。



保護したのは、彼女を含め3匹。他の2匹は男の子です。

病院で検診を済ませて、店で里親募集をしたところ男の子2匹は

直ぐに里親さんが決まり、今も幸せに生活しています。


ただ、、彼女RIN!ちゃんだけは、中々里親さんが決まらない。

既に我が家で1ヶ月位共に生活をしており、その成長を見守って

いて情も湧いて来てます。

「今週中に里親さんが見つからなければ我が家へ向かい入れようか?」と

妻と話をしていた矢先に里親さん候補の方が現れ、その家に向い入れられ

ました。

情が移っていたので、お別れは涙です。


そして3ヶ月が過ぎ、彼女達の事が良い思い出になろうとして

いた頃です。

また彼女に不幸な出来事が起こりました。


里親の飼育放棄です。


あの時の情景、怒りは今でもボクの記憶に鮮明に残ってます。

ただ、勝手に何処かに捨てたのではなく、ボクに相談してきた事が

ボクにとっても、RIN!ちゃんにとっても唯一の救いです。


生後半年余りの間に、心無い人間に2度も捨てられた彼女。

涙が止まりませんでした。

もう、彼女を人間の都合で不幸にしたくないとの思いから、、

この時点で、家族に向かい入れました。



RIN!ちゃんは、もともと持ち合わせた性格なのか、幼少期の経験から

なのか判らないのですが、とてもシャイな猫です。

人見知りが激しく、我が家にお客様が来ると隠れて出てきません。


そんな、シャイなRIN!ちゃんですが、ボクには何時も甘えてくる

美人さんで可愛い子です。

ボクが店から自宅に戻ると、玄関と居間の間のガラス戸に両手を掛けて

背伸びしながらミャーミャーと声を出して出迎えてくれる。


そして・・

そのRIN!ちゃんの頭を撫でながら軽く挨拶して、台所でお酒を

飲む準備をしていると、食卓テーブルに座り僕を見つめます。

自分のゴハンの催促です。


そして・・

ボクが夕食を済ませソファに寝っ転がると、股の間に入り込み甘えて

来る。上の写真がその時です。。ボクが気に入ってる写真。ボクを見つめてます。


我が家の犬猫の中で一番の甘えっ子。

特にボクには、良く甘えてくる。ゴロゴロ喉を鳴らしてスリスリと・・

こんな、たわいもない日常ですが、ボクにとっての幸せの1つが

突然無くなりました。


RIN!ちゃんが他界したと認識した時から、火葬するまでの36時間。

凄く長い日を過ごしている様な変な感覚で、亡くなる前の日の夜に

戻って何とかしたいと思ったり、長い夢であって欲しいと子供染みた

事を何度も願ってました。


亡くなった晩は、ボクの布団の横にRIN!ちゃんを連れて来て、手のひらを

枕にして、時折手を繋いで寝ました。

何度も何度も目が覚める、、

一晩中、RIN!ちゃんに触れながら寝たのは最初で最後です。







彼女の生い立ち、、突然訪れた死。この6年間で彼女は何度辛い経験を

したのだろうか、、そしてボク達はRIN!ちゃんの事で何度泣いたんだろう。

火葬した17日の夜から事あるごとに彼女との生活を思い出します。

家に帰ると彼女の面影を追ってしまいます。

未だ、涙が止まりません。



犬猫の中で一番仲が良く、何時も一緒に居たKEN!も切ない声で

泣いていました。

彼の事が心配ですので、そろそろメソメソするのは止めます。












ここから下は、亡くなってからの写真です。










他界した当日の午後です。
闘病した訳でもなく、老衰でもないので、綺麗な顔と
元気な艶のある毛のままです。寝息が聞こえてきそう・・



翌日、火葬場に行く前の写真です。
お友達から頂いた花に囲まれてます。
女の子だからピンクやオレンジの首輪を選んでましたが、、
花を見るとブルーも似合うね。