映画「ジャージー・ボーイズ」

「シェリー」を大ヒットさせたフォー・シーズンズ。
そしてソロになって「君の瞳に恋してる」を大ヒットさせたフランキー・ヴァリ。
彼らと彼らを取り巻く人々の人間模様を描き出した作品。
愛が憎しみに変わる、友情が憎しみに変わる、年月を経てまた変わって行く。
男と女の愛憎は勿論のこと、この作品の中ではフォー・シーズンズというグループの中での
男同士の友情があるが故の心の葛藤が見事なほどに表現されている。
ビートルズ登場以前のスーパーグループの内情がよく分かる作品だ。
ミュージシャンの対立、グループメンバーの脱退・解散など昔からよくある話だが
単なるゴシップに終わらないところに「ジャージー・ボーイズ」の魅力がある。
監督はクリント・イーストウッド、さすがに凄いねといった思いがする。

久しぶりに映画館に足を運んで正解だった。
わが国でも一世を風靡したザ・タイガースあたりの物語を作品として観たいものだが・・・。