虫歯の治療をした後に被せるものを一般的に銀歯と言われています。
家族や友人や知り合いの口の中に銀歯が入っているなんて事は珍しい事ではありません。
しかし! この銀歯がどのように製作されているのか知っている人は少ないと思います。
本日は銀歯の製作を記事にしたいと思います
今回は上顎左側第一大臼歯の治療箇所を歯冠修復します。
作業をしやすくするため、作業模型をつくります!左が作業模型で右が対合歯です。
次は、咬合位と顎運動を再現するため模型を平均値咬合器に装着させます。
次はワックスアップをします、蝋みたいな歯科材料を形成器で加熱したり盛ったり 削たりして歯の解剖学的形態を考慮しながら原型を製作します。
次は鋳造という工程をするため、ワックスアップした原型を埋没します。
埋没した原型のワックスを焼却させるため電気炉に入れます。
電気炉でワックスを焼却した型に金属を流し込むため! 遠心鋳造機という機械を使います。
ガス+圧縮空気を使い金属を鎔かします。
銀歯に使う保険歯科材料の金属は、金銀パラジウム合金を使います ゴールドが12%含まれております。
鋳造するとこのようになります。
ちなみに この一覧の工程は指輪をつくる方法と同じです(^o^)
次に内面の適合確認をします。
次は咬合紙を使い隣接面や咬合を調整します。
次は研磨の工程です。上から順番に、荒研磨→中研磨→仕上げ研磨
最後に超音波洗浄機にいれて綺麗にしたら完成です。