
今年2回目の月食がありましたね。
そこで20年くらい前に父親に買ってもらった5センチの天体望遠鏡とCoolpix P5000で、
手持ちでコリメート法というかなり無理やりな方法で撮ってみました。

こちら皆既食直前の様子。
欠けていない部分に露出を持っていかれるため、欠けた部分はちっとも写りません……。

こちら皆既食中の様子。
地球の大気によって散乱・屈折された赤い光だけが当たり、
赤銅色に鈍く光る状態をどうにか撮影できました。
月蝕の理屈が分かっている身でも、不気味なものに見えますね。

こちらが皆既食が終わり、だんだんもとの輝きを取り戻していく様子。
もっと戻ってしまうと明るい部分が多くなって露出がうまくいかなくなるので、
だいたいこれくらいまでが、うまく撮影できる限界でした。
ちゃんとアダプタを使って天体望遠鏡にカメラを固定しながら撮ったわけではないので、
写真のできはたいしたことありません。
ただ、なんだかんだで皆既月蝕を最初から最後まで観測・撮影できたのは初めてだったので、
とってもいい経験をできたなと思いました。
それと、これだけ明暗差が激しすぎる被写体でもどうにかフォーカスを合わせてくれた
Coolpix P5000には感謝するべきですねぇ。よくがんばった!