マイクロソフトが開発者向けカンファレンスMIX10において、
Windows Phone 7 Series向けの開発環境の発表をしました。
それにともない、Windows Phone開発者向けポータルサイトも公開されました。
Windows Phone for Developers |
Windows Phone: Developing applications and games for Windows Phone 7 Serieshttp://developer.windowsphone.com/windows-phone-7-series/
一番の朗報は開発環境を無料で手に入れられるようになったこと!
といったツールのプレビュー版が公開されました。Microsoft Visual Studio 2010 Express for Windows Phone
Visual Studio(R)2010 RC 1と組み合わせて使うための Windows Phone 7 用アドイン
XNA Game Studio 4.0
アプリケーション テスト用のツールである Windows Phone 7 Series Emulator
Expression Blend(R) for Windows Phone Community Technology Preview (個別のダウンロードとして提供)
今までのWindows Mobile用アプリケーションの開発環境に関しては、
ホーミンさんのWindowsMobile(CE)開発環境の歴史という記事に詳しいのですが、
最近はVisualStudio 2008 Professional以上が必要というハゲシイことになってたんですよね。
どれくらいハゲシイかというと、製品版の定価が12万8000円!
無償版のVS2005 Expressからアップグレードしても6万4800円というありさまで、
軽い気持ちで開発することなどできない状況でした。
(ちなみに私自身はアカデミック版13,440円という手段がありますが、
あまりに異なる価格設定がどうにも解せません……)
まあ、Windows Mobile 6.XとWindows Phone 7ではアプリの互換性がないので、
開発環境を有料化してしまったらアプリが開発されなくなっちゃうでしょうし、
そのままiPhoneやAndroidに開発者が流れてしまうでしょうから、当たり前の施策だと思います。
SilverlightやXNAなど、今あるテクノロジを流用できるのも、開発側にとってよいことでしょう。
このままいい具合にことが運んで、Windows Phone 7 Seriesが成功してくれればいいなぁと、
PocketPC時代からお世話になっている私は切に願っています。
え、自分で開発する気は無いのかって?
VBだってしんどかったのに、C#はさっぱりなんですもの○| ̄|_