
ウォークマンA35HNを買いました。
A860購入からちょうど5年、ようやく非Androidのタッチパネル型ウォークマンが発売されたので、
こりゃあもう飛びつくっきゃない!
購入から10日間使ってみた感想を軽く書いてみます。
・音質について
ミドルレンジゆえ、感動的なレベルというわけではない。
とはいえA860からだと、かなり濃密な音になったと感じる。
特にDSEE HXをオンにして圧縮音源を聴くと、A860とは段違いに良い。
ウォークマンのアップスケーリングもここまで来たか、という具合。
ホワイトノイズについては、A860に比べると雲泥の差で良くなった。
A860の場合、静かな部屋でピアノ曲を聴こうとすると、「サーーー」というノイズが聞こえていたのが、
A35では皆無と言っていいほどに減少している。
これは非常にうれしい。
・UIとUXについて
久しぶりの非Androidタッチパネルモデルということで、新しく作られたOSとなった。
再生画面をメインに据えて、そこから上下左右にフリックすると、プレイリストや設定、各種メニュー、ブックマークへと
遷移することができるという今回のUIはなかなか使いやすい。
ただし楽曲リストのスクロールがもっさりだったり、タッチパネルが触っても無反応だったりすることがあり、
使ってみての全体的な感触は今一つといったところ。
ある程度はバージョンアップで良くなるもの、と期待したい。
・HOLDについて
A860ではHOLDスイッチを入れると「タッチOFF・サイドボタンON」または「タッチOFF・サイドボタンOFF」 という2つの設定を選べた。
大してA30のHOLDスイッチの設定は「タッチON・サイドボタンOFF」 または「タッチOFF・サイドボタンOFF」という2つのみ。
A860を「タッチOFF・サイドボタンON」 で使っていたため、購入前はこの設定にできないことに懸念を抱いていた。
実際に使ってみると、A30でも「タッチOFF・サイドボタンON」という状態は作ることができた。
なんてことはない、再生中に電源ボタンを押すだけである。
そうすると画面表示がOFFとなりタッチパネルもOFFとなるが、サイドボタンは生きている。
ということでA860みたいに使いたければ、HOLDスイッチより電源ボタンを使うのがよいみたい。
・音飛びについて
現在の再生時間が36時間くらい。
ネットのレポートとして挙がっている「音飛び」現象については、今のところ6回遭遇している。
ひと口に音飛びっていっても2種類起こるようす。
ひとつは音量が急激に下がり、ほんの一瞬だけ無音の状態になるタイプで、まあこれは許せる。
もうひとつは「ブツッ」ってノイズが入って文字通り音が飛ぶもので、
こちらはノイズが大変耳障りであり、頻発したらストレス溜まるタイプ。
音飛びの発生条件がいまいち読めないのが面倒なところで、
音源ファイルはMP3でもWMAでも発生しているし、ファイル場所が本体メモリでもmicroSDでも発生。
発生頻度が高いのは96kHz 24bit FLAC+microSDという組み合わせ。
ちなみにDSEE HXはオン、DCフェイズリニアライザーはオンでもオフでも発生している。
様々な条件で音飛びするのでCPUが非力だとか、データ転送がおかしいとか、メモリリークだとか所説あるものの、原因は特定できず回避不能である。
まずいことに、人によっては全く音飛びしないというのもあるらしく、ここまでくるとロット差・個体差のレベルになってしまう。
のちのちのアップデートで直ってくれればいいのだが……