
職場の山好きと共に、山梨県の北杜市にある日向山に登ってきました。

標高1660mのこの山は、ふもとから見ると単なる低山です。
しかし頂上付近に行くと、一風変わった姿を見せてくれる、面白い山なのです。
矢立石登山口からしばらくは、平坦な林道を進みます。

辺りの風景は低山での森林浴みたい。
でもところどころ崩落しているところがあるので注意。
これが錦滝を越えて山頂付近になると……

急に足元が土から砂地に変わります。
こんな山の上に砂浜ですって?

実はこれ、花崗岩が風化してできた砂です。
この日向山は山頂付近の「雁ヶ原(がんがわら)」と呼ばれる
ザレ場が有名な山なのです。
そしてこのザレ場を登りきると……

奇岩が現れるのです。
あいにくガスっていて見通しは悪かったですが、
それでもこの岩を見た時には思わず「なんだこれっ!」と声を上げてしまいました。

天気が良ければ山頂からは、甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳が見られるんだとか。
この絶景の後ろに、さらに絶景が見られるとはなんとも贅沢な。

比較的低い山ではありますが、思っていた以上に満足度の高い山でした。
これは天気の良いときに、もう一度登りたいものです。

初心者の場合は北ルートのピストンがよいでしょう。
また、今回の逆回りのルートはザレ場での急な下りが多く、非推奨です。