色彩雫 月夜

実はペリカンのブルーブラックとともに、色彩雫の「月夜」も買ってたりします。
さんざん買おうか買うまいか迷っていたのですけど、ついに観念して買ってしまいました。
カスタム743ウェーバリーに入れて２日ほど使った感想を軽く書いてみます。




この二色、パッと見ではあんまり差が無いです。

買ってきて最初に試し書きしたときは、「孔雀」と変わらないのでがっかりしました。




ただ、並べて書くと「孔雀」の方が明度・彩度が高く華やかな印象を受けます。
よく見ると「孔雀」は青みがかった緑で、「月夜」は緑がかった青とでもいいましょうか。
特に「孔雀」はインクの薄く乗った部分はかなり明るい緑になるんですよね。
対して「月夜」は彩度が低めの落ち着いた色合いです。
赤みがかっているせいでギラつきやすいPILOTのブルーブラックと比べても、
「月夜」はずっとしっとりと落ち着いた風合いです。


だからといって埋没してしまうような色でもなく、どこか情緒的な味わいがありますね。
どこかで「この色で手紙を書いたら素敵だろう」と読んだがまったくその通りだと思います。





いくつかの色を、Paperblanks Black Moroccanに書いてみた。
「月夜」の部分はちょっと暗くなってしまったので、
実際にはもう少し明るめの色合いになりますが、
「孔雀」と比べると青いですね。







読書ノートに書いたものをスキャンしてみた。
左が「孔雀」で右が「月夜」。
スキャナの設定のせいかかなり差が出てしまいましたが、
やはり「月夜」のほうが青いです。



結論としては、我慢せずにとっとと買っておけばなあと（；´～｀）
ただ、自作の「青孔雀」のときみたいに飽きが来そうな色でもあるし、自作の「葡萄色」との相性があまりよくないという問題もあるので、
しばらく使ってから判断したいと思います。






おまけ。自作ブレンド「青孔雀」と「月夜」を比べてみる。



「月夜」のほうが緑が強くて濃いですが、やっぱり似通った色ですねぇ（笑）
あとの違いは……あ、「青孔雀」の方はパイロットのブルーブラックが入っているので、
耐水性の面でかなり有利です。というか「月夜」は確かほとんど耐水性が無かったような……