
昼食は焼きカレー
九州鉄道記念館を出たら、ちょうどお昼時。
ここ門司港は「焼きカレー」発祥の地と言われており、30店舗以上のお店で焼きカレーを食べることが出来ます。
ならばここはやはり、焼きカレーを食すことにしましょう。
駅で配られていた門司港レトロ焼きカレーMAPを元に、
いくつかのお店を回った末にたどり着いたのが、三井倶楽部。
三井倶楽部は三井物産門司支店の社交クラブとして、門司区谷町に建てられたもので、
1990年に国の重要文化財に指定されたのち、現在の場所へと移築されました。
2階にはアインシュタインが宿泊した部屋が「アインシュタインルーム」として展示されています。
この重要文化財の1階部分がレストランになっているのです。
明治時代の社交界の雰囲気を感じられますね。
重要文化財の中で食べるカレーは格別。
ここの焼きカレーの味付けはよく言えばあっさりとして上品、
悪く言えばちとパンチの足りない感じかな。
門司港レトロ散策
焼きカレーを食べ終えたら、門司港周辺を散策しましょう。
国際友好記念図書館。
北九州市と大連市の友好都市締結15周年を記念して整備されたものです。
大連にあった東清鉄道汽船会社事務所の複製だそうですよ。
こちらは旧門司税関。
空襲により屋根がなくなったものを、修復したそう。
こちらは関門橋です。
この向こうに見えるのは数時間前まで居た、本州は下関の街。
目と鼻の先なのに島が違うというのは、なんだか不思議な感じです。
このほかにも色々な歴史的建造物が多く残されていたり、
門司港レトロ観光線が走っていたりと、
観光地としてしっかり整備されていました。
それだけに、この光景ががっかりかなと。

記念図書館の後ろには、門司港レトロハイマートが建っています。
31階建て・高さ127mのこのビルは黒川紀章設計とのことですが、
明らかに門司港レトロの景観をぶち壊していると思います!
どうしてこうなった……
門司港レトロをあとにして、いよいよ旅行のラストラン。
日田彦山線経由で博多へと参ります。