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ペリカンM205ブルースケルトンをいまさら買った

2011-06-01 00:54:26 | 万年筆
万年筆使いとして1本持っておくと便利なのが、古典ブルーブラックを入れた万年筆です。
鉄イオンの酸化により紙に定着するので耐水性があるため、重要な場面でも使えます。
今までは200円万年筆プレピーにペリカンのブルーブラックを入れていましたが、
そろそろ専用のペンを1本買ってもいいかなと思い、ペリカンM205デモンストレーターブルー(F)を購入しました。

カスタム74か、2、3千円積んでカスタム92にしようかとも考えたのですけど、
フローのいいインキを使うことを前提として作られているパイロットのペンでは、
フローの渋いペリカンBBは相性があまり良くないという話を聞いたので、M205になったわけです。
吸入式とはいえ鉄ペンに1万円というのはちょっと考え物ですが、Amazonで3割引だったのでまぁヨシとします。



見た目はやはりデモンストレーターなんで高級感は無いですね。
かといって安っぽくもないかと思います。落ち着いたブルーはそれなりに綺麗です。
おそらくもう少し薄い色だと、一気に安っぽくなっちゃうと思われるので、
なかなかどうして考えた末のプロダクトなのかもしれません。
ちなみにこの間生徒が質問をしに来たとき説明するためにM205を使っていたら

 「先生、いつもはもう少し高そうなペンを使ってた気がする」

と言われました。中学生からしても、そこまで高級なものには見えないみたいです(笑)



手持ちのスケルトン万年筆を並べてみます。



奥がカスタム823フォルカン(アサヒヤ紙文具店スペシャル)、手前はパイロットプレラの色彩逢い(M)です。
M205の筆記時の長さはプレラよりは長いがプレピーよりは短いくらいでしょうか。
15gと軽いですし、取り回しは悪くないサイズですね。



肝心の書き味は、まあ普通かな。2年間使い込んだ743WAに比べるとまだまだですが、
無調整としては十分なめらかだと思います。
インクはペリカンのブルーブラックにしたところ、フローはやや渋めでしょうか。

いくつかのペンで書いた文字と比べてみるとこんなかんじ。



カスタム743ウェーバリーはフローのいい月夜を使っていることもあり、太めですね。
そしてM205(F)+ペリカンBBの組み合わせは、フロー渋めです。



まあ、フローがダクダクで無い分、細めの文字が書けるということなので、
それなりに使用頻度が高いペンになるでしょう。

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