
176ページあったPaperblanksのBlack Moroccanも、読書内容を書き込んでいたら
たった2ヶ月で使い切ってしまいました。
万年筆のインクと相性のいいノートを見つけるのは難しいものですが、
743ウェーバリー「孔雀」と823フォルカン「葡萄色」の組み合わせで
問題なく使えたので、次もPaperblanksを読書ノートに使おうと思い、
違うシリーズのBack Pocketというやつを買ってきたのです。
しかしさっそく743WAで書いてみると、これが大変な事態に。


Black Moroccanでは稀に裏抜けが起こる程度で、ほとんど滲みも裏写りもなく
安心して使えていたのですが、Back Pocketでは壮絶な滲みと裏移り、裏抜けを起こしました。
試しにいくつかのペンで書いてみたものの、どれもものすごい滲みっぷりです!


滲むわ抜けるわでもう大変です。
これはいただけません。
今回はこのBack Pocketが悪いのだろうと思い、地元の文房具店でHandtooledを買ってきました。


Black Moroccanとは色違いの関係ですね。
で、さっそく手持ちの万年筆で試筆してみると……

お前もか('A`)
「Back PocketはBlack Moroccanとは形状が違うので、紙質が全然違うのではないか」
なんて思って買ってみたHandtooledでしたが、やっぱりダメみたい。
今まで使っていたBlack Moroccanと比べると、その差は一目瞭然ですよ。

発色も文字の太さも、Black Moroccanのときとは全然違います。
同じPaperblanksだというのに、どうしちゃったんだろうと思うほどですよ……
これはPaperblanksを読書ノートとして使うのは無理ということかな、
と諦めつつも眺めていたところ、興味深いことを発見しました。
奥付の表記を見てみると……



ん?
Black Moroccanだけ新しい?
これはひょっとしたら、Back PocketやHandotooledは昔の紙質で万年筆との相性が悪く、
それよりあとに発売されたBlack Moroccanは紙質が改善されていたから、
パイロットのインキでも問題なく書けたということでは?
これを証明するにはBlack Moroccanをもう1冊買ってくればいいわけです。
1冊1500円オーバーのノート(しかもメインの筆記具との相性が最悪)を
いくつも買ってどうするんだろう……('A`)