前にも書いていますが、私はDigital Audio Player(DPA)にPocketPC rx1950を使っています。
PCのWindows Media PlayerでCDからWMAファイルに変換しそれをSDカードに転送し、
それをrx1950のWindows Media Player 10 Mobileで聴いているわけですが、
実はこのWMP10 Mobileが、以前のバージョンに比べて非常に使いづらくなっているんです。
特に使いづらいのは以下の点です。
PocketPCに限らずケータイなどもそうですが、液晶画面のバックライトは消費電力の大きいものです。なのでPocketPCで音楽を聴くときは、画面表示を消すようにしています。この機能はWMPのオプションで任意のハードウェアキーに割り当てることによって、好きなときに実行できます。ただしWMP10 Mobileの場合、一曲の演奏が終わって次の曲に移ると、なぜか画面OFFが解除されて画面が点灯してしまいます。e550GXに内蔵されていたWMP 9 for PocketPCでは曲が変わってもOFFのままでしたから、これはWindows Mobile 5.0特有のバグでしょう。これに気付かないと予想よりも早く電池が無くなってしまいます。W-ZERO3[es]ではOSのバージョンが上がっているそうなのですが、いったいこのバグは直っているのでしょうか? Microsoftのことだから、修正されていない可能性大ですが。
WMP 10 MobileはPCのWMP 10との連携をうたっています。
PCのWMP 10上の音楽ファイルからモバイル用の再生リストを作ると、
Activesyncにより再生リストと音楽ファイルがPocketPC上に同期されるようになっています。
一見すると便利な機能のようですが、このWMP 10 Mobileには困ったこともあります。
WMP 10 Mobile上では再生リストが作れず、また曲の追加や削除もできないのです。
また、以前は作成した再生リストをWord Mobileで開いて手打ちで修正するといった、
単なるDPAでは不可能な、PDAらしい操作が出来たのですけれど、
rx1950でこれをやるとなんと再生ファイルが文字化けしてしまって使えなくなります。
どうやらWindows Mobile 5.0が文字コードUTF-8を前提として動かしているのに関わらず、
Word MobileがShift JISを使っていることが問題のようです。
WMP 10 MobileはUTF-8を使っているのでWord Mobileで保存すると読めなくなるわけですね。
インストールエラーの件(リンク)も文字コード絡みのバグでしたし、
もう少し文字コードの扱いをきっちりとしてほしいものです。
だいたい同一パッケージ内なら文字コードくらい統一してくださいよ、まったく……
とまぁこんな感じで不満の多いWMP 10 Mobileなのですが、
なんだかんだで結局使いつづけていたりします。
画面OFFのバグは他の画面OFFソフトで対応するようにしています。
再生リストについてはTCPMPで再生リストを作るようにしています。
ただ、TCPMPで作った再生リストをWMP 10 Mobileで実行し、
再びTCPMPで開くとやっぱり文字化けしてしまうので、リストの修正ができないんですが。
こんなに使いにくいものを使いつづける私はなんなんでしょうね……
やっぱりPocketPCに対する愛ゆえの行動でしょうか?(笑)