第三回目はFMV BIBLO時代のお話です。
「S・La・La」を経て1999年の秋に、ついに我が家にWindowsマシンがやってきました。
それがこの「FMV BIBLO NE2/450LR」でした。そのスペックは
といった具合でした。
このマシン、いわゆるA4ノートでして、重量が3.4kgもあるのが難点です。
実験の発表原稿を作るために何度か大学に持っていったことがありますが、
本体に電源アダプタにマウスにといろいろ持っていくと、それだけで4kgを越えてしまいます。
さらに教科書や参考書を何冊か持つとなると、背中の荷物はなんと8kgに……
機動性がないのはA4ノートの宿命ですが、やっぱり重いのは辛かったですね。
ただ、重さ以外の点では目立った欠点は無かったように思います。
CPUは当時のノートPCにしてはかなり高級なMobile PentiumⅢの450MHz。
その性能は申し分無いものでした。
WordとかExcelも数秒で起動しますし、ネット巡回も遅いとは感じません。
CD-Rを焼きながら他の作業をしても、バッファアンダーランもほとんど起きませんでした。
つまるところ、通常の用途ならばこのスペックでも十分使い物になるんですよね。
今でもたまに起動しますが、きびきびとした動作で使っていて気持ちいいです。
OSがWin98SEということもあるでしょうが、今のXP+Pen4よりもさくさく動く気がします。
実はこの年の夏モデルはMobile PentiumⅡの350MHzが最高でして、
秋になって初めてM-PenⅢになったんです。
つまり、Mobile PentiumⅢの最初のバージョンなんですね。
で、この初期バージョンというのが若干問題でして……
この製品より後に発売したMobile PentiumⅢは省電力機構の
「SpeedStep」に対応しているんですが、こいつはSpeedStepに対応してなかったんです。
AC電源駆動だろうと電池駆動だろうと、CPUはいつもフル回転……
現在のモバイルCPUが負化に合わせてクロック数を多段階に変えることを考えると、
なんともお馬鹿なモバイルCPUです。まあ、4年前はこんなもんですが。
HDD容量は、12GB。そのうちユーザー領域が8GBくらいありました。
今じゃあこの容量ではやっていけませんが、あの時代はこれでどうにかなりました。
メモリは本体購入当時は64MBしかなかったんですが、
購入から1年ほど経ってから128MB足しました。
その値段、128MB1本で1万円也……今の相場からすると高いですが、
実を言うとこれでも安くなってから買ったんです。
初めの頃は富士通純正で128MB8万円! メルコとかでも4万円もしていたんです。
192MBあると、Win98は快適に動いてくれますね。64MBだと若干重かったかな。
光学ドライブはCD-R/RW対応でした。今はノートPCでDVDまで焼ける時代ですが、
昔はノートPCに付いているのはCD-ROMドライブ、というのが普通でした。
そんな状況が変わり始めたのがこのモデル。
Read ×20/Write ×4/ReWrite ×4 というのは、
ノートとしては随分頑張っていたと言えるでしょう。
これが出るまではノートPCでCD-Rを焼くなんて、夢にも思ってなかったぐらいですから。
そんな、当時としてはかなりハイスペックだったNE2/450LR。
お値段の方もかなりなもので、税込35万強でした。
が、とある方法を使って、発売初日に10万引きで購入することができたんで、
実はこのスペックを25万で買えたんです。今考えても、いい買い物だったなあと思います。
次回はこんなBIBLOの衰退と、Pen4の台頭についてです。
「S・La・La」を経て1999年の秋に、ついに我が家にWindowsマシンがやってきました。
それがこの「FMV BIBLO NE2/450LR」でした。そのスペックは
FMV BIBLO NE2/450LR | |
CPU | Mobile PentiumⅢ 450MHz(Coppermineコア、Speedstep非対応) |
メモリ | PC100 64MB(のちに+128MBで192MB化) |
HDD | 5400rpm 12GB |
Drive | 3-Mode FDDCD-R/RW (Read ×20/Write ×4) |
といった具合でした。
このマシン、いわゆるA4ノートでして、重量が3.4kgもあるのが難点です。
実験の発表原稿を作るために何度か大学に持っていったことがありますが、
本体に電源アダプタにマウスにといろいろ持っていくと、それだけで4kgを越えてしまいます。
さらに教科書や参考書を何冊か持つとなると、背中の荷物はなんと8kgに……
機動性がないのはA4ノートの宿命ですが、やっぱり重いのは辛かったですね。
ただ、重さ以外の点では目立った欠点は無かったように思います。
CPUは当時のノートPCにしてはかなり高級なMobile PentiumⅢの450MHz。
その性能は申し分無いものでした。
WordとかExcelも数秒で起動しますし、ネット巡回も遅いとは感じません。
CD-Rを焼きながら他の作業をしても、バッファアンダーランもほとんど起きませんでした。
つまるところ、通常の用途ならばこのスペックでも十分使い物になるんですよね。
今でもたまに起動しますが、きびきびとした動作で使っていて気持ちいいです。
OSがWin98SEということもあるでしょうが、今のXP+Pen4よりもさくさく動く気がします。
実はこの年の夏モデルはMobile PentiumⅡの350MHzが最高でして、
秋になって初めてM-PenⅢになったんです。
つまり、Mobile PentiumⅢの最初のバージョンなんですね。
で、この初期バージョンというのが若干問題でして……
この製品より後に発売したMobile PentiumⅢは省電力機構の
「SpeedStep」に対応しているんですが、こいつはSpeedStepに対応してなかったんです。
AC電源駆動だろうと電池駆動だろうと、CPUはいつもフル回転……
現在のモバイルCPUが負化に合わせてクロック数を多段階に変えることを考えると、
なんともお馬鹿なモバイルCPUです。まあ、4年前はこんなもんですが。
HDD容量は、12GB。そのうちユーザー領域が8GBくらいありました。
今じゃあこの容量ではやっていけませんが、あの時代はこれでどうにかなりました。
メモリは本体購入当時は64MBしかなかったんですが、
購入から1年ほど経ってから128MB足しました。
その値段、128MB1本で1万円也……今の相場からすると高いですが、
実を言うとこれでも安くなってから買ったんです。
初めの頃は富士通純正で128MB8万円! メルコとかでも4万円もしていたんです。
192MBあると、Win98は快適に動いてくれますね。64MBだと若干重かったかな。
光学ドライブはCD-R/RW対応でした。今はノートPCでDVDまで焼ける時代ですが、
昔はノートPCに付いているのはCD-ROMドライブ、というのが普通でした。
そんな状況が変わり始めたのがこのモデル。
Read ×20/Write ×4/ReWrite ×4 というのは、
ノートとしては随分頑張っていたと言えるでしょう。
これが出るまではノートPCでCD-Rを焼くなんて、夢にも思ってなかったぐらいですから。
そんな、当時としてはかなりハイスペックだったNE2/450LR。
お値段の方もかなりなもので、税込35万強でした。
が、とある方法を使って、発売初日に10万引きで購入することができたんで、
実はこのスペックを25万で買えたんです。今考えても、いい買い物だったなあと思います。
次回はこんなBIBLOの衰退と、Pen4の台頭についてです。