
結局初めての金ペンはペリカンM405ではなくなりました。
月曜日に書斎館でM400からM1000まで一通り試し書きさせていただいたあと、
M400or405の用途と入れるインクについて、1日ずっと考えておりました。
しかしどうもうまいアイデアが浮かびません。
18金とステンレスというペン先の材質の違いから来る書き味の差はあるものの、
プレラのMとM400のFではサイズも似ているし文字の太さも似ているし、
いまいち面白みがありません(もちろんM400の方がずっと書き心地はいいですが)。
そのときにふと思い出したのが、最後に見せて頂いた、
パイロットのキャップレス デシモのパールブルー(2009年限定色)。
先にキャップレスデシモのFを買ったほうが、違った用途でも使えるのではないか?
と思ったわけです。
今月買うのはやっぱりM400またはM405になりそうです。
とか言った次の日にはすでに心変わり。
ということで、一昨日行ったばかりなのにまたも書斎館まで行って買ってきたわけです。
インクは散々迷った末に(多分カウンターの前で15分は迷っていた)、色彩雫の露草をチョイス。
胴体が青なのと、細字ゆえに色々なところで書くだろうということで、
無難に青系のインクを入れるのがいいという判断は簡単にくだったんですが、
そこから決断するまでが長かったんですよ……。
「パイロットのブルーブラックは持っているから、深めの青の朝顔は却下。 鮮やかな青の紺碧はウォーターマンのサウスシーブルーの薄い部分に似てるので、 やっぱりこれも却下。新橋色は細字では明るすぎるだろうから却下。 月夜は細字だと緑っぽくなってしまうだろうから、これも却下。」 |
そんな葛藤の末、最終的には「紫陽花」と「露草」の二択となりました。
ここから1つに絞るのがまた一苦労でして、紫陽花は細字だと単なる紫になるのでは
という懸念のもと、露草を選択するに至ったのです。

長くなったので、続きは次の記事にて。