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Quartett!

2004-03-30 13:22:36 | PC Games
テックジャイアンのDVDに入っていた『Quartett!(Littlewitch)』の体験版をやってみた。

前作『白詰草話』は体験版だけやった。大槍葦人氏の個性的な絵に、
まるで漫画のような画期的なフローティング・フレーム・ディレクター(FFD)システムと、
かなりの期待作だったのだが、いかんせんヒロインがみんなロリなので購入を見送っていたのだ。

で、今回もFFDは健在の様子。以前何かの雑誌では
「あまりに煩雑な作業ゆえ、次の作品もこのシステムを使ってつくることはないのではないか?」
などと言っているライターがいたが、Littlewitchのモチベーションはそのライターの予想をはるかに上回ったようだ。

以降、各種感想を書いておこう。
まず、システム。これは言うまでも無いことだが、今まで一枚絵ばかりだったADVゲームに
新しい可能性を生み出したFDDシステムは確かによくできている。
ポコポコ動く吹き出しの中の文字もラブコメテイストなシナリオの軽快さを表すかのようだ。
ただ、デフォルト設定ではFDDがシナリオのテンポを消してしまっているようにも感じた。
いくら中の文字がギリグリ動いても吹き出しがゆったり出てきてしまってはテンポが狂ってしまう。
だから、このゲームをプレイする人は、念入りに設定を自分流にセッティングしてからプレイすることをお勧めする。
幸いにもこのゲームはユーザーの「痒いところに手が届く」システムを作っているので、
快適かつ軽快にプレイできるかどうかはユーザーの設定次第、である。

シナリオは、体験版が序盤のキャラ紹介しかやれなかったのでなんともいえないが、
ラブコメ的な面白そうな雰囲気はぷんぷんしていた。
当然だが、これについては買ってからのお楽しみだろう。

それから音楽。これはかなり質が高いものに仕上がっている。
まず、OP曲の歌い手がかなりうまい。はっきりいって日本の音楽市場で通用する気がする。
それからBGMもなかなかのもの。特に今回は表題に四重奏といっているので、
ちゃんと1stバイオリン、2ndバイオリン、ビオラ、チェロを雇って、
その人たちの生音を使ってBGMを作ってあるので、とてもきれいである。
シュチュエーションにあったBGMが流れていたし、音楽物のゲームとしてはこれは大いに期待できるだろう。


そんなわけで、今回は『Quartett!』(の体験版)の感想を書いてみた。
発売日は4月23日。お金があったら買うかもしれない。


P.S. ちなみに体験版をプレイした結果気に入ったキャラはシャルロット……
……思いっきりロリじゃん。私、属性違うんですけど……
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