47都道府県踏破を達成した山形新潟旅行から早4ヶ月。
冬休みに入り、再び旅に出るチャンスがやってきました。
未踏の県が無くなったので、これからは行きたいところを自由に選べます。
今回選んだのは伊勢・熊野。
今夏に行った出雲大社同様、今年遷宮のあった伊勢神宮にはぜひとも行っておきたい。
そして伊勢まで行くのなら、その後は紀勢本線で紀伊半島をぐるっと回り、途中にある熊野三山も回ろうではないか。
時間があればさらに、高野山まで回ってしまおう。
そんな風に考えたわけです。
しかしどういうルートで回るのかがなかなか決まりませんでした。
伊勢は名古屋からそれなりに近いので、ムーンライトながらから乗り継いでいくと9時ごろに到着できます。
が、実は今回はMLながらの座席を確保し損ねてしまったのです。
去年の九州一周旅行も、一昨年の高松岡山広島旅行とも、12月2日頃の予約で余裕で確保できてました。
しかし今年はちょっと予約に動くのが遅かったせいで、7日の段階で座席を取ることができませんでした。
MLながらを使えないとなると残る夜行としてはバスになるわけですが、夜行バスは苦手なので使いたくありません。
となれば朝一で東京を出発するスケジュールしか手は無いわけです。考えられる手段は
●東海道本線をひたすら乗り継ぐ
これは一昨年の黒部ダム旅行の際に、すでに上り下りともやったことがあります。
乗り継ぎは面倒だわ静岡は長いわで、もうやりたくありません。
●新幹線で名古屋まで
のぞみなら1時間半で行けますが、1万円かかるし、あまり面白くない手段です。
ぷらっとこだまなら7900円で名古屋まで行けるものの、静岡県内でののぞみ・ひかり通過待ちが多く、
3時間かかります。東京駅を7時半に出て名古屋に着くのが10時過ぎ、そこから伊勢市を目指すと到着が13時半。
これでは外宮・内宮を回りきれるか怪しいところです。
そんなわけでしばらく迷っていたところ、同僚から
「そういやセントレアから松阪へのフェリーなんてありましたね」
とのヒントが。
調べてみたところ、津エアポートラインというものがありました。
これを使うと津港経由で松阪港まで1時間強、運賃は2700円。
そして羽田→セントレア(JAL141便)という便もJALにありまして、
これが28日前までに予約すれば1人7500円、前日までの予約でも8970円という価格設定なのです。
合計するとのぞみを使うよりも高くつくものの、ルートとしてはなかなか奇抜で面白いじゃないですか。
だいたい東京人はセントレアに行く機会が無いですから、これはチャンスです。
ということで、自宅→羽田空港→中部国際空港→松阪港→伊勢市という変則ルートを取ることにしました。
伊勢へのルートは決まりましたが、さらに問題となるのはそこから先の、新宮・本宮・那智の熊野三山へのルートです。
もちろんいつも通り鉄道で回るので、使うのは紀勢本線。
これが本線と言っておきながら本数が非常に少なく、スケジュールを組む際にネックとなります。
そしてそこにさらに、那智大社と本宮大社へのアクセスが不便なのが追い打ちをかけます。
那智大社まではバスで30分ほど、本宮大社へはバスで1時間半かかるのです。
しかもバスと鉄道の接続が悪いという、公共交通機関での観光に適さない場所なのでした。

一番難しいのはやはり、内陸にある本宮大社。
主に新宮からと白浜からの2つのルートがあるものの、
どちらもバスで1時間~1時間半かかります。
考えた末に出した答えは、
1日目:羽田からセントレア、フェリーで松阪と渡り紀勢本線・参宮線で伊勢市。鳥羽で宿泊。
2日目:多気~新宮間を鈍行で移動、新宮市内観光ののち紀伊勝浦に宿泊。
3日目:紀伊勝浦からバスで那智大社、駅に戻ったのち串本まで移動し潮岬を観光、串本に宿泊。
4日目:串本から特急で白浜へ移動、特急バスで本宮大社参拝。バスで白浜に戻り、和歌山まで特急で移動し宿泊。
5日目:和歌山から高野山参り、下山後は関西空港で成田空港へ帰京。
となりました。特急を使うのをなるべく減らしつつも、
伊勢神宮・速玉大社・那智大社・潮岬・本宮大社・高野山
という紀伊半島の観光スポットを効率的に周れるようなルートです。

というわけで、またまた長期連載旅行記事のはじまりはじまりです。
冬休みに入り、再び旅に出るチャンスがやってきました。
未踏の県が無くなったので、これからは行きたいところを自由に選べます。
今回選んだのは伊勢・熊野。
今夏に行った出雲大社同様、今年遷宮のあった伊勢神宮にはぜひとも行っておきたい。
そして伊勢まで行くのなら、その後は紀勢本線で紀伊半島をぐるっと回り、途中にある熊野三山も回ろうではないか。
時間があればさらに、高野山まで回ってしまおう。
そんな風に考えたわけです。
難航したルート作成
行先が伊勢・熊野に決まったのは10月ごろと割と早い時期。しかしどういうルートで回るのかがなかなか決まりませんでした。
伊勢は名古屋からそれなりに近いので、ムーンライトながらから乗り継いでいくと9時ごろに到着できます。
が、実は今回はMLながらの座席を確保し損ねてしまったのです。
去年の九州一周旅行も、一昨年の高松岡山広島旅行とも、12月2日頃の予約で余裕で確保できてました。
しかし今年はちょっと予約に動くのが遅かったせいで、7日の段階で座席を取ることができませんでした。
MLながらを使えないとなると残る夜行としてはバスになるわけですが、夜行バスは苦手なので使いたくありません。
となれば朝一で東京を出発するスケジュールしか手は無いわけです。考えられる手段は
●東海道本線をひたすら乗り継ぐ
これは一昨年の黒部ダム旅行の際に、すでに上り下りともやったことがあります。
乗り継ぎは面倒だわ静岡は長いわで、もうやりたくありません。
●新幹線で名古屋まで
のぞみなら1時間半で行けますが、1万円かかるし、あまり面白くない手段です。
ぷらっとこだまなら7900円で名古屋まで行けるものの、静岡県内でののぞみ・ひかり通過待ちが多く、
3時間かかります。東京駅を7時半に出て名古屋に着くのが10時過ぎ、そこから伊勢市を目指すと到着が13時半。
これでは外宮・内宮を回りきれるか怪しいところです。
そんなわけでしばらく迷っていたところ、同僚から
「そういやセントレアから松阪へのフェリーなんてありましたね」
とのヒントが。
調べてみたところ、津エアポートラインというものがありました。
これを使うと津港経由で松阪港まで1時間強、運賃は2700円。
そして羽田→セントレア(JAL141便)という便もJALにありまして、
これが28日前までに予約すれば1人7500円、前日までの予約でも8970円という価格設定なのです。
合計するとのぞみを使うよりも高くつくものの、ルートとしてはなかなか奇抜で面白いじゃないですか。
だいたい東京人はセントレアに行く機会が無いですから、これはチャンスです。
ということで、自宅→羽田空港→中部国際空港→松阪港→伊勢市という変則ルートを取ることにしました。
本宮が遠い
伊勢へのルートは決まりましたが、さらに問題となるのはそこから先の、新宮・本宮・那智の熊野三山へのルートです。
もちろんいつも通り鉄道で回るので、使うのは紀勢本線。
これが本線と言っておきながら本数が非常に少なく、スケジュールを組む際にネックとなります。
そしてそこにさらに、那智大社と本宮大社へのアクセスが不便なのが追い打ちをかけます。
那智大社まではバスで30分ほど、本宮大社へはバスで1時間半かかるのです。
しかもバスと鉄道の接続が悪いという、公共交通機関での観光に適さない場所なのでした。

一番難しいのはやはり、内陸にある本宮大社。
主に新宮からと白浜からの2つのルートがあるものの、
どちらもバスで1時間~1時間半かかります。
考えた末に出した答えは、
1日目:羽田からセントレア、フェリーで松阪と渡り紀勢本線・参宮線で伊勢市。鳥羽で宿泊。
2日目:多気~新宮間を鈍行で移動、新宮市内観光ののち紀伊勝浦に宿泊。
3日目:紀伊勝浦からバスで那智大社、駅に戻ったのち串本まで移動し潮岬を観光、串本に宿泊。
4日目:串本から特急で白浜へ移動、特急バスで本宮大社参拝。バスで白浜に戻り、和歌山まで特急で移動し宿泊。
5日目:和歌山から高野山参り、下山後は関西空港で成田空港へ帰京。
となりました。特急を使うのをなるべく減らしつつも、
伊勢神宮・速玉大社・那智大社・潮岬・本宮大社・高野山
という紀伊半島の観光スポットを効率的に周れるようなルートです。

というわけで、またまた長期連載旅行記事のはじまりはじまりです。