”文学少女”シリーズを読んだあとも、相変わらず読書の日々が続いています。
先週は武者小路実篤の「友情」を読んでいました。”文学少女”3巻のネタ本です。
こちらは割りとさくさくと読み進めることができましたね。
下編の大宮の苦悩と決断、そして野島の失望がやはり最大の読みどころでした。
特に最後のシーンの野島の言葉がいいです。
そして次に7・8巻のネタ本であるジッドの「狭き門」を読んでいるのですが、
訳書特有の言い回しにイチイチひっかかっていて、苦戦しています。
1週間で読み終えたのは100ページほど。雰囲気は好きなので、ゆっくり読むことにします。
とまあこんな風に小説を読んでいると、読書ノートをつけたくなってきました。
そこでまずはいつものA4ニーモシネにつらつらと思ったことを書き付けてみます。

まとめると
- サイズはA5かB6、文庫本サイズもアリ
- 長期保存に耐えるよう、表紙は硬め
- コンパクトに持てるよう、折りたためるリングノート
- ブックバンドがあるとなおよし
さっそく今日、地元を歩き回って探してみました。
まず地元のホームセンターで見つけたのはニーモシネのN195 A5ノート。
もちろんのことながらリングノートです。
表紙も裏表紙もポリプロピレンなのであまり硬くないですが、80枚と厚みがあるのでそんなに曲がりません。
そして罫線が薄めなので目立たないのもいいです。もちろんすでに使っているA4のもの同様、紙質は文句なし。
ただひとつ気になるのは、全部ニーモシネで揃ってしまうのもつまらないな、ということです(笑)
それから駅前の行きつけの文房具店(週に1度は必ず覗きます)で手に取ったのが、マルマンのボストンノートです。
(武器になりそうなくらいに)硬い厚手のくるみ表紙で、立ったままでも問題なく書けそうでした。
定価525円とそんなに高くないというのはポイントですが、罫線がちょっと濃いのでパスしました。
文章だけを書くならいいのですけど、イラストも交えて描くとなると濃い罫線は邪魔ですね。
そういう意味ではニーモシネの罫線はよく考えられているんだなぁと思わされました。
もうひとつ見つけたのはGクラッセのモノクロームのA5リングノート。
紙の芯材にポリプロピレンのコートをかけた、2mmほどの厚みのある表紙が特徴です。
ゴムバンドもついているので便利……なのですが、なぜかリングノートには5mm方眼のものしか存在しません。
お値段は120枚240ページで945円。表紙の出来を考えたら妥当な値段でしょうか。
このモノクロームの製本タイプのものならば9mm横罫のものがあるみたいです。
ただしこちらはゴムバンド無し。そして120枚240ページで1575円。
リングノートでないので折りたたんで片手でコンパクトに持つことはできません。
が、立ったまま本を読みつつメモをつけることがあるかというとそうそう無い気がします。
読書ノートに使うノートは、リングノートにこだわる必要は無いのかもしれません。
他に使えそうなノートは、有名どころだとMoleskin(モレスキン)という手もあります。
これだとオイルクロス製の硬い表紙もあっていいのですけど、いかんせんお値段が2730円と高め……
とはいえ長い時間をかけてじっくり書き込んでいくという使い方であれば、
多少は値が張っても耐久性に優れたものを買うほうがいいのかもしれません。
ただ紙質が微妙といううわさもあるので、ぜひ一度触って確かめたいですね。