さてさて年末恒例のまとめ記事です。
今年はまず仕事耕具編から参りましょう。
Paperblanks |

使いたくなる読書ノートを探していて辿りついたのが、PaperblanksのBlack Moroccanです。様々なデザインがある中でBlack Moroccanだけを使っているのは、他のものでは万年筆のインク(特にパイロット色彩雫)との相性が悪かったから。種類によって紙質が大きく異なるようで、ダメな場合はものすごいにじみ方をします。せっかく高いお金を出して買っても書きにくいのでは意味がありませんからねぇ。Black Moroccanも紙の裏表によってかなり差があるので極上の書き味とまではいいませんが、サイズや厚さ、デザイン、万年筆インク特性などを総合すると、今のところこれがファーストチョイスになります。
7月下旬から始めて、現在2冊目の終わりまで使いきりました。割引率の良い世界堂やヨドバシカメラには置いていないものの、地元の文房具屋さんに常に在庫があるので、20%OFFで買える月一セールの日に補充するようにしています。
ただ「ノートかカードか?」という記事でも考察しましたが、この読書ノートも、将来ずっと続けていくかどうかは不明です。「アイデアとは既存の概念の組み合わせである(ジェームス・W・ヤング著『アイデアのつくり方』より)」ことを考えると、ノートという媒体は向いていないのではないかとも思います。特にライフハックや仕事術などの知識はいかにして実際の生活や仕事に生かせるかが重要ですから、互いの知識の組み合わせを作るためにはノートではなく情報カードに書き出した方が、あとあと活用しやすいような気がします。なので来年は、ライフハック・仕事術の本から得た知識を情報カード(たぶんサイズは5×3)に、教育やその他の本から得た知識は読書ノートに記録していこうかと考えています。
Evernoteの日本語OCR検索が使えるようになったら、情報カード化したものをスキャンして全てEvernoteに放り込むと、もっと便利に使えるようになるかも、とも目論んでいますが、果てさてどうなるやら。
プレピー蛍光ペン |
去年から使っている直液式のプレピー蛍光ペンです。授業ノートやプリント、それらを入れるクリアファイル、提出物、成績処理途中の書類にいたるまで、すべて学年ごとに色を割り当てることで、どの学年のものなのか直感的に分かるようにしています。塗る手間はありますが、色分けという手法はかなり強力ですね。ものの整理・分類が苦手だという人(かくいう私もそうですが)カラールールというやり方を取り入れてみるのもよいかもしれません。
マイルドライナー |
文具王の高畑さんのやり方で、書類などで目に入れたくない部分にマイルドライナーのグレーを塗ることで「グレイアウト」してしまうというものがありました。すなわち本来は目立たせるためにあるラインマーカーが、目立たなくすることにも使えるということです。これを真似して選択授業の生徒名簿や手帳の休日部などに塗っていますが、確かにこうやってグレーを塗ると目立たなくなりますね。タスクリストの終了タスクにチェックを入れたり線で消したりするかわりにこれ塗って、目立たなくさせている人もいるんだとか。他にも使い方がありそうで、面白いアイテムです。
ジョッター・情報カード |
夏に買ったKnox Brainの名刺サイズジョッターをいつもスーツのズボンの後ろポケットに入れています。「アイデアはガスであり、思いついたものはメモしなければ雲散霧消してしまうものである」という考えのもと、常にメモをとれるように用意するようにしています。
できればもう少し使用頻度を上げたいところ。3B(Bus、Bath、Bed)でアイデアが浮かびやすいことを考えると、電車内でもっと使えたらと思います。ジョッターにあらかじめ懸案を書いておき、それを見てから電車に乗りこむ、なんてことをすればもっとアイデアが出るのかもしれません。
ニーモシネ N182 A5 5mm方眼 |
A5 5mm方眼のN182を去年の末から使っています。手持ちの色彩雫(特に月夜と孔雀)との相性はあまりよくないのですが、手頃なA5サイズでミシン目があってしかも横置きのものとなるとほとんどこれしかないので、持ち歩きのノートはずっとこれです。
およそ3ヶ月で1冊を使いきり、1年間で4冊、現在は5冊目に突入しています。用途としては授業ノートやプリント、試験問題のラフや、学習法・ソフトウェアのアイデアなどさまざま。書いたら常にXstamperで日付を付けることを心がけています。
このノートは切り取れるのが利点ですが、紛失の可能性もあるため同時に欠点でもあります。あくまで一次的なメモとして使い、あとで全て切り離してしまって必要なものだけを二次的なノートに貼りつける、という使い方のほうがよいのかもしれません。