このRemのDigitalCaravanは、PDA、PCを主に扱っている。適当に始めたわりには開設以来2年半ほど続いている。しかしなぜか、いまだに私のPDA履歴を書いていなかった。そこで夏休み明けの大型連載企画として「私のPDA履歴書」を始めたいと思う。ちなみにタイトルは日経新聞の最終ページにある「私の履歴書」にあやかっている。が、文章はあれほど面白くないと思うので、あまり期待せずに読んでいただけるとありがたい。
そもそも私がPocketPCの存在を知ったのは、高校3年生だった2000年の秋のことだった。我が家に初のWindows機 FMV BIBLO 450LRが来てから1年ほど経った頃で、それまでPC8801FHを使っていたせいでなかなか慣れないWindowsの使いこなし方をいろいろと身に付けて始めていた頃である。この頃覚えたものの一つがショートカットキーで、このBLOGで2004年7月に連載していた「ショートカットキー講座」も、ほとんどがこの時期に身に付けた知識で書かれている。
そして同時期に私は、クラスメートのPCの師匠にWindowsの使いこなしを教わっていた。このPCの師匠というのがかなりの変わりもので、PC8801、PC9801、PC9821、DOS-V機を所有しつつもMachintosh(ただし漢字Talk世代の)を持ち、さらには学校にTOSHIBA Libllet50を持ってきていて、しかもPentium PRO×2で自宅サーバーを立ててたりしたカナーリ怪しい人だった。
その彼の持ち物の中に「DataSlim」というものがあった。これは当時シチズンから出ていたPCカードサイズのPDAで、彼はこの中にアドレス帳やテキストファイルを入れて管理・所持していたのだ。それを見た私は「私も大学に行ったらああいうスマートなPDAを使うんだ」といつも思っていたのだった。
そんな彼がある日、Mobile Pressという雑誌を学校に持ってきた。今でこそ休刊となりときおり特別版が出るのみとなってしまったこの雑誌だが、当時は春夏秋冬の年4回発行でモバイル専門誌としてそれなりに知名度があった。このMobile Pressを休み時間に師匠と一緒に読んでいたとき、初めて私はPocketPCの存在を知ったのだった。
そのときに記事になっていたのがCompaq iPAQ Pocket PC H3600シリーズである。記事を読んでいるうちにこのiPaqはPocketPCという類のPDAで、手のひらサイズでありながらInternet ExplorerでWEB閲覧ができ、Eメールも扱え、さらにはWordとExcelまで編集できるという、とんでもないデバイスだということが分かった。
特にiPaq 3600シリーズはカシオのCASSIOPEAがMIPS 150MHzを、HPのJornada548がSH-3 133MHzを採用していた当時としては最速・最先端のCPU、StrongARM 206MHzを搭載、さらに他社の直線的でどこか野暮ったいデザインとは明らかに違う、丸みを帯びた滑らかなデザインをしており、大変に惹かれるものであった。これはもう私の大学生活のマストアイテムだ、大学に入ったら絶対にコレを買うんだ、と当時の私は思ったのである。
結局Mobile Pressという雑誌との出会いが、私をPDAへと導いただったのだった。
そもそも私がPocketPCの存在を知ったのは、高校3年生だった2000年の秋のことだった。我が家に初のWindows機 FMV BIBLO 450LRが来てから1年ほど経った頃で、それまでPC8801FHを使っていたせいでなかなか慣れないWindowsの使いこなし方をいろいろと身に付けて始めていた頃である。この頃覚えたものの一つがショートカットキーで、このBLOGで2004年7月に連載していた「ショートカットキー講座」も、ほとんどがこの時期に身に付けた知識で書かれている。
そして同時期に私は、クラスメートのPCの師匠にWindowsの使いこなしを教わっていた。このPCの師匠というのがかなりの変わりもので、PC8801、PC9801、PC9821、DOS-V機を所有しつつもMachintosh(ただし漢字Talk世代の)を持ち、さらには学校にTOSHIBA Libllet50を持ってきていて、しかもPentium PRO×2で自宅サーバーを立ててたりしたカナーリ怪しい人だった。
その彼の持ち物の中に「DataSlim」というものがあった。これは当時シチズンから出ていたPCカードサイズのPDAで、彼はこの中にアドレス帳やテキストファイルを入れて管理・所持していたのだ。それを見た私は「私も大学に行ったらああいうスマートなPDAを使うんだ」といつも思っていたのだった。
そんな彼がある日、Mobile Pressという雑誌を学校に持ってきた。今でこそ休刊となりときおり特別版が出るのみとなってしまったこの雑誌だが、当時は春夏秋冬の年4回発行でモバイル専門誌としてそれなりに知名度があった。このMobile Pressを休み時間に師匠と一緒に読んでいたとき、初めて私はPocketPCの存在を知ったのだった。
そのときに記事になっていたのがCompaq iPAQ Pocket PC H3600シリーズである。記事を読んでいるうちにこのiPaqはPocketPCという類のPDAで、手のひらサイズでありながらInternet ExplorerでWEB閲覧ができ、Eメールも扱え、さらにはWordとExcelまで編集できるという、とんでもないデバイスだということが分かった。
特にiPaq 3600シリーズはカシオのCASSIOPEAがMIPS 150MHzを、HPのJornada548がSH-3 133MHzを採用していた当時としては最速・最先端のCPU、StrongARM 206MHzを搭載、さらに他社の直線的でどこか野暮ったいデザインとは明らかに違う、丸みを帯びた滑らかなデザインをしており、大変に惹かれるものであった。これはもう私の大学生活のマストアイテムだ、大学に入ったら絶対にコレを買うんだ、と当時の私は思ったのである。
結局Mobile Pressという雑誌との出会いが、私をPDAへと導いただったのだった。