すでに発売されているのに記事にするのもなんですが、
X03HT内覧会のタッチ&トライでのX03HTの感想をアップします。
通常内覧会で触ることができるのは試作機ですが、今回は発売日直前ということですので、触ったのは製品版となります。
長くなりそうなのでまずはハードウェアについて。
ハードウェア
台数
今回は各テーブルにひとつずつ配る形式だったので正確な台数は分かりませんが、おそらく十数台はあったと思われます。もともと募集人数が30人というこぢんまりした内覧会ですので、触りそびれることはなかったと思います。こういうこじんまりした内覧会もいいものですね。
外観
同じテーブルの方と協力して色々並べてみましたけど、かなり小さいです。国産の縦スライドケータイにしか見えません。そしてアドエスがいかに長っ細いかがよく分かりました。
左からyonhongiさんのSO905iCS、X03HT、私のX02HT、アドエス(お名前聞きそびれました……mikiofukuさんのものでした)
幅は51mm、ケータイとしてこの値は鉄則とも言える値です。なので手に馴染むサイズですね。そして正面から見ると小さいですがその分厚み19.4mmとそれなりにあります。
キー形状が違うので比較対象としてあまり適切でないですけど、厚み13.4mmのX02HTと比べるとものすごく分厚く感じます。とはいえ702NKIIの21mmと比べるとちょっと薄いくらいですいし、折りたたみ機やスライド機からの移行であればそこまで気になることは無いと思います。
重さ・重量バランス
150gということでWindows Mobileスマートフォンとしてはそんなに重くは無いです。といっても国内のWM6 Std.機はX02HTが120g、F1100が118g?なので、Standard搭載機としてはちょっと重い分類に入ります。最近のケータイから考えても重い分類に入ってしまいますね。個人的には「モバイル機器は130gを超えると重く感じる」と思ってます。
色味・質感
カラーリングはブラック・レッド・ホワイトの3色です。カラーについては10色以上の中からアンケートをとり、その結果から選んだそうです。アンケートの結果ではブラック、ホワイト、レッドの順に人気があったそうですが、内覧会参加者の間では圧倒的にレッドが人気でした。写真で見るよりも落ち着いた色合いなので、私ももしも買うならレッドかなと思いました。この3色以外にもブルーやグリーンなども作ったそうで、売れ行きがよければ新色追加もあるとのこと。
ちなみに市場調査の結果は地域によって異なるそうで、なぜか名古屋ではレッドが一番人気だったとか。都道府県ごとのアンケート結果をちょっと見てみたいですね。
また、マットな塗装のX02HTと違ってX03HTはツルツルとした質感です。ただ、角を落として丸くしてあるので手によく馴染み、しかもストラップホールも付いているので落としやすいということは無いでしょう。
液晶ディスプレイ
X02HTと同じ2.4インチQVGA液晶です。素の状態ではクリアタイプもかかっていないしリアルQVGAにもなっていないので若干汚く見えますが、これが本来の状態ですので問題ありません。気になる人はカスタマイズすればいいですからね。
ひとつ気になったことといえば、同じサイズのはずなのにX02HTの液晶のほうがなんとなく大きく見えたんですよね。おそらくX03HTだと液晶の周りに余白があるので、その分液晶が小さく見えるんだと思います。
ボタン
・テンキー
X02HTのQWERTYキーボードに慣れすぎてしまい、テンキーモードでの入力がどうもうまくいきませんでした(笑) 打ちにくいとかそういうのではなく、もともとケータイで文字入力をしない(メ-ルなんて3日に1通送るかどうかってくらいです)私が、X02HTにしてからよく文字を打つようになったおかげで(といってもメール頻度は変わらず、メモやPIMで使うだけです)、QWERTYキーボード以外受け付けなくなってしまったせいでしょう。普段ケータイのテンキーに慣れている人なら、そう違和感なく使えるはずです。
ひとつ気になったのは5wayキーの中心の決定キーです。X02HTのものに比べてちょっと盛り上がり過ぎていて、なんとなく押しにくいように感じました。
・スライドQWERTY
X03HTのQWERTYキーボードのキーはX02HTよりもキートップが大きく、さらに各キーとも中央部が盛りあがっている形なので、X02HTと比べてキーの押し間違えは少ないと思います。ただX02HTのキーに比べてストロークが浅くて、ちょっと硬いので打ち辛く感じました。
それから以前Voxに触れたときにも書いたのですが、X02HTの小さなQWERTYキーボードに慣れてしまったせいか、X03HTのQWERTYキーボードは私には幅が広すぎて打ち辛く感じました。このあたりは個人の好みがあるので、気になった人はホットモックで一度試してみましょう。
コネクタ
HTCのデバイスではおなじみのminiUSBです。ただし今回は最初からminiUSB←→ステレオミニプラグの変換アダプタが同梱されるそうで、X02HTより手軽に音楽を楽しめるようになっているとのこと。ちょっとしたことですけど買ってすぐに音楽が聴けるというのはいいですよね。
カメラ
カメラについては全く確認してきませんでした、というかその存在をすっかり忘れていました_| ̄|○ ただ、カタログ上では200万画素・単焦点・マクロ無しとX02HTのものと変わっていないようです。せっかくキーボードがついて長文も打ちやすいのですから、マクロ撮影ができればいいんですけどねぇ。他にも画像メモなど、マクロ撮影はなにかと便利なのでできれば次のモデルでは搭載して欲しいものです。
GPS?
ベースモデルのWingsにはついていたGPSは、X03HTには付いていません。しかしながら日本モデルのために内部基盤から作り直していることはないような気がして、おそらくソフトウェア的にゴニョゴニョすれば使えるようになるのではないか、と勝手に予測しています。国内でS!ナビに対応しないからユーザーを混乱させないようにという配慮で潰しているんじゃないかなぁとか思うんですがどうなんでしょうね。