道北を旅してきた その３ １日目 ノシャップ岬へ

　
　

北防波堤ドーム

ハイブリッドバスを稚内駅で下車し、宿に荷物を置いて一休みしたらすぐにまた移動します。
稚内駅から北へ５分ほど歩いたところにあるのが、北防波堤ドームです。



昭和11年に完成した、強風と荒波を防ぐ全長427mの半アーチ形ドームです。
稚泊連絡船へ乗り込む乗客たちは、ここを通り抜けて行ったんだとか。

エンタシス状の円柱70本で支えられる独特の風貌が印象的なこの建築物は、
2001年には北海道遺産に指定されています。
派手さはありませんが、重厚感ある出で立ちは見る価値があると感じました。

ノシャップ岬へ

さて今度は稚内駅からノシャップ行きのバスに乗り、ノシャップ岬に向かいます。

ノシャップ岬は宗谷岬よりも少しだけ緯度が低く、なにか特別な場所というわけではないものの、
晴れた日には利尻島や礼文島が見え、夕焼けが綺麗に見えるというので旅程に組み込んだわけです。


そういや今回の旅程を作るまで気付いてなかったんですが、
ノシャップ（野寒布）岬とノサップ（納沙布）岬は別物なんですよね。
稚内にあるのはノシャップで、根室にあるのがノサップです。




稚内駅からノシャップまでは15分ほど、運賃220円。
そこから数分歩けば、ノシャップ岬に到着です。



ノシャップ岬のイルカ像。
宗谷岬があの状況なので、期待していた眺望など当然見られず。
夕焼けを撮れたらよかったんですが、残念です。



ノシャップ岬に向かう途中の民家に居たネコ。
向こうから近づいてくるくらい人懐っこい。
綺麗な景色は見られなかったけど、この子に会えたから良しとしましょう。

夕飯：漁師の店

少し早いですが、ここで夕飯をとることにします。
向かったのはノシャップ岬の近くにある「漁師の店」という名のお店。



外観はこんな感じ。
左側にある魚屋で注文し、右側の食堂で食べるスタイルです。
事前に調べていなかったら、ちょっと入るのに躊躇しますね(^^;)

ここで私は海鮮丼（1300円）をチョイス。



見よ、1300円でこのボリューム！
ふつうの観光地であれば2000円くらいしちゃうはず。
去年の知床ウトロで食べた海鮮丼がそれくらいでしたし。
しかしここはその名の通り漁師さんがやっているお店で、新鮮な魚介類を安く食べられるのです。



ちなみに食事処としてだけでなく、宿泊場所としてもライダー・チャリダーに有名です。
雑魚寝ではありますが、なんと１泊２食付き2500円で泊まれるのだとか。





その後稚内駅へ路線バスで戻り、夜の稚内駅をパシャリ。



星を撮るために持ってきていた三脚を無理矢理使って、憂さ晴らし(;^ω^)
でも次の日のフェリーの出港が早い時間なので、すぐに宿に帰って早めに寝床に着きました。





初日はこれでおしまい。





　　稚内空港→宗谷岬→稚内駅→北防波堤ドーム→ノシャップ岬→稚内駅

と、公共交通機関だけでも回れるもんですねぇ。





２日目は稚内港からフェリーで「花の浮島」礼文島へと渡ります。