駒ヶ根に行ってきた その１

夏休みの旅行では、K-3とアストロトレーサーで星を撮るぞ！
春先からそう決めていました。

行先は最初は四国の剣山を考えていました。
街明りの影響がほとんどなく、素晴らしい星空が見られるそうです。
しかしそれはつまり、街からのアクセスが非常に悪いことも意味します。
調べてみると、最寄駅から路線バスで３時間くらいかかるんだとか……


じゃあアクセスがよくて、しかも星のよく見えるところはどこだろうと考えると、
まず思い当たるのが北アルプスの南、長野県と岐阜県の境に位置する乗鞍岳。
東京の街明りも名古屋の光もあまり入らず、多くの星が見られると天文ファンの間でも有名な場所です。
しかもここはバスで2700mまで上がることができます。
ただし大学時代に天文研究部で二度、卒業後も研修旅行で一度訪れているため、新鮮味がありません。




どこか公共交通機関を利用して山の上まで上がれて、しかも星のよく見える場所はないだろうか。
難題のようですが、探してみるとあるものですね。
見つけたのは木曽駒ケ岳です。
東京から駒ヶ根まで高速バスで行き、そこから路線バスとロープウェイを乗り継ぐと2600mの千畳敷まで登れます。
さらに２時間弱山を登れば2900mの山頂付近の山小屋があるので、ここに泊まれば綺麗な星空を撮影できるはず！
そんなわけで今年の夏は木曽駒に登ることにしたのです。

月齢カレンダーを見ると新月期は８月頭か終わり。 スケジュールの都合により８月終わりに登ることにして、暑い８月をワクワクしながら過ごしていたのですが…… 今年は台風の当たり年。 ちょうど今回の旅行中に台風10号が最接近するという予報が出てしまったのです。 高速バスの予約をしてしまったものの、さすがに台風の来ているときに3000m級の山に登るわけにもいかず、 とりあえず駒ヶ根の市内だけでも観光しようというふうに予定変更せざるを得ませんでした(´・ω・｀)

最終的に決まったスケジュールは

１日目：新宿から高速バスで駒ヶ根入りし、市街地散策 ２日目：路線バスで駒ケ根高原まで移動し、散策 ３日目：路線バスとロープウェイで千畳敷に登り、天気が良ければ木曽駒ケ岳山頂往復

というもの。
過去の夏の旅行の中では日数の最も少ないものになりました。