1月7日、4日目最終日は修善寺温泉からスタートです。
温泉街を軽く散策したら、バスで修善寺駅まで下りたのち、
先日世界遺産に登録された韮山反射炉を見学します。
まずは修善寺温泉の散策です。
修善寺というからには、お寺があります。
しかしお寺の名前は修「禅」寺。

それから、温泉街らしく手水の水が温泉でした。

もうもうと湯気を上げる手水なんて初めてです。
静岡と言えばわさび。
富士山の清らかで豊富な伏流水が、質の良いわさびを育てるのです。
このわさびを使ったわさびソフトクリームの文字が、修善寺温泉の町中いたるところで見られます。
そこでバス停でバスを待つ間に、デイリーヤマザキでわさびソフトクリームを買ってみました。

一口食べてみると普通のソフトクリームのように甘い……のですが、
あとからわさびの辛みがツーンと鼻に抜けます。
「わさびのよい香りがするソフトクリーム」ではなく、
「しっかりとわさびの辛みを感じられるソフトクリーム」でした。
食べ終えた頃には目には若干の涙が浮かび、鼻水が出てくる始末。
なかなかに強敵でした……
その前に腹ごしらえ。
まずは改札の脇にある売店で、駅弁を購入します。
ここでは事前に調べておいた「武士のあじ寿司」を購入。
生産数に限りがあるとの噂を聞きますが、正月明け7日の平日なら問題なし。
と、駅弁を確保したのに、駅売店に併設されている駅そば屋ののぼりに釣られてしまい、
桜えびかき揚げそばを食べてしまいました。

600円の駅そばなので、さすがにかき揚げは薄いのです。
それでもお出汁の味も悪くないし、お蕎麦も駅そばとしては上質だったし、
なにより桜エビの香りを楽しめたので、まあよしとしましょう。
お蕎麦を食べてから、今度こそあじ寿司をいただきます。
「駅弁マーク」が無いのでいわゆる狭義の駅弁には含まれないものですが、
駅で売られている弁当としてはかなりのこだわりよう。
使われている食材は、静岡産コシヒカリ、伊豆近海の地アジ、伊豆松崎の桜葉、
伊豆修善寺のしょうゆ、そして伊豆天城の生ワサビ。
うまいに決まってます。

駅弁とは思えないような、おいしそうなアジ!

アジは酢の締め具合が絶妙でおいしいし、
上に乗せられた薬味もレモンに刻みショウガ、ショウガの甘酢漬け、
わさび、桜葉と数多く、一口ごとに違った風味を味わえます。
遠方からわざわざ食べにくる人も多いという一品、さすがです。


反射炉の最寄り駅は韮山駅ではなく、隣の伊豆長岡駅の方です。
それでも駅から徒歩で20分ほどかかります。
100円の巡回バスが走っているので、 電車で来た場合はこれを活用しましょう。
(cf:伊豆の国市/観光周遊型韮山反射炉循環バスの運行)


世界遺産に登録されて間もないこともあり、
ツアーバスの観光客が多かったですね。
春からは見学料が値上げされるらしいので、行くなら今のうち?
韮山反射炉は地元の代官、江川英龍とその子江川英敏が作ったもの。
反射炉と聴くと、なにか鏡でもあって反射するのかなどと勝手に思い込んでいましたが、
アーチ状のレンガで組まれた炉の中で熱を反射しこもらせて、
鉄の還元をできるだけの高温を作り出すものなんですね。
なのでよく写真で見る背の高い部分は単なる煙突であって、
重要なのはその下にある四角い部分。
そこが炉の本体です。

炉の中で精製された鉄をこの穴に置かれた型に流し込み、
まずは大砲の形の鉄塊を作ります。
その後は水車の力で錐を回してくり抜いて、大砲を作ったそう。
くり抜き作業に40日もかかったんだとか。
150年前に作られたものの10年ほどで使われなくなったものが、なぜこれだけの良い状態でなぜ残っているのか?
それは地元の名士が作った反射炉を韮山の住民たちが誇りに思い、大切に維持してきたから。
そんな地元の強い思いが、世界遺産へと繋がったんですね。
観光地としてはいささか地味ではありますが、
日本の歴史を語る上で貴重なものであり、
なおかつ過去の遺構の保護活動の好例としても価値のあるものでした。
温泉街を軽く散策したら、バスで修善寺駅まで下りたのち、
先日世界遺産に登録された韮山反射炉を見学します。
まずは修善寺温泉の散策です。
修善寺というからには、お寺があります。
しかしお寺の名前は修「禅」寺。

それから、温泉街らしく手水の水が温泉でした。

もうもうと湯気を上げる手水なんて初めてです。
わさびソフトクリーム
静岡と言えばわさび。
富士山の清らかで豊富な伏流水が、質の良いわさびを育てるのです。
このわさびを使ったわさびソフトクリームの文字が、修善寺温泉の町中いたるところで見られます。
そこでバス停でバスを待つ間に、デイリーヤマザキでわさびソフトクリームを買ってみました。

一口食べてみると普通のソフトクリームのように甘い……のですが、
あとからわさびの辛みがツーンと鼻に抜けます。
「わさびのよい香りがするソフトクリーム」ではなく、
「しっかりとわさびの辛みを感じられるソフトクリーム」でした。
食べ終えた頃には目には若干の涙が浮かび、鼻水が出てくる始末。
なかなかに強敵でした……
お昼ごはん:そばと……駅弁?
バスで修善寺駅まで移動して、韮山反射炉に行くために駿豆線に乗り換えます。その前に腹ごしらえ。
まずは改札の脇にある売店で、駅弁を購入します。
ここでは事前に調べておいた「武士のあじ寿司」を購入。
生産数に限りがあるとの噂を聞きますが、正月明け7日の平日なら問題なし。
と、駅弁を確保したのに、駅売店に併設されている駅そば屋ののぼりに釣られてしまい、
桜えびかき揚げそばを食べてしまいました。

600円の駅そばなので、さすがにかき揚げは薄いのです。
それでもお出汁の味も悪くないし、お蕎麦も駅そばとしては上質だったし、
なにより桜エビの香りを楽しめたので、まあよしとしましょう。
お蕎麦を食べてから、今度こそあじ寿司をいただきます。
「駅弁マーク」が無いのでいわゆる狭義の駅弁には含まれないものですが、
駅で売られている弁当としてはかなりのこだわりよう。
使われている食材は、静岡産コシヒカリ、伊豆近海の地アジ、伊豆松崎の桜葉、
伊豆修善寺のしょうゆ、そして伊豆天城の生ワサビ。
うまいに決まってます。

駅弁とは思えないような、おいしそうなアジ!

アジは酢の締め具合が絶妙でおいしいし、
上に乗せられた薬味もレモンに刻みショウガ、ショウガの甘酢漬け、
わさび、桜葉と数多く、一口ごとに違った風味を味わえます。
遠方からわざわざ食べにくる人も多いという一品、さすがです。
世界遺産:韮山反射炉
お昼ご飯を終えたら、伊豆箱根鉄道駿豆線で伊豆長岡駅へ。

反射炉の最寄り駅は韮山駅ではなく、隣の伊豆長岡駅の方です。
それでも駅から徒歩で20分ほどかかります。
100円の巡回バスが走っているので、 電車で来た場合はこれを活用しましょう。
(cf:伊豆の国市/観光周遊型韮山反射炉循環バスの運行)


世界遺産に登録されて間もないこともあり、
ツアーバスの観光客が多かったですね。
春からは見学料が値上げされるらしいので、行くなら今のうち?
韮山反射炉は地元の代官、江川英龍とその子江川英敏が作ったもの。
反射炉と聴くと、なにか鏡でもあって反射するのかなどと勝手に思い込んでいましたが、
アーチ状のレンガで組まれた炉の中で熱を反射しこもらせて、
鉄の還元をできるだけの高温を作り出すものなんですね。
なのでよく写真で見る背の高い部分は単なる煙突であって、
重要なのはその下にある四角い部分。
そこが炉の本体です。

炉の中で精製された鉄をこの穴に置かれた型に流し込み、
まずは大砲の形の鉄塊を作ります。
その後は水車の力で錐を回してくり抜いて、大砲を作ったそう。
くり抜き作業に40日もかかったんだとか。
150年前に作られたものの10年ほどで使われなくなったものが、なぜこれだけの良い状態でなぜ残っているのか?
それは地元の名士が作った反射炉を韮山の住民たちが誇りに思い、大切に維持してきたから。
そんな地元の強い思いが、世界遺産へと繋がったんですね。
観光地としてはいささか地味ではありますが、
日本の歴史を語る上で貴重なものであり、
なおかつ過去の遺構の保護活動の好例としても価値のあるものでした。