
2016年1月6日。
3日目は2晩過ごした弓ヶ浜をあとにして、下田、河津と移動し、そこから路線バスで天城越え。
最終的には修善寺温泉へと向かいます。
下田散策
まずは弓ヶ浜からバスに乗り、下田へと移動です。そして1時間ほど時間をとって、初日に歩くことができなかった下田市街地をちょっと散策。

これはペリーロード。
石倉やなまこ壁の残る、500mほどの道です。
ここはペリー提督が了仙寺で日米下田条約を締結する為に行進した道なんだとか。

街中にもなまこ壁や石倉の建物がちらほらと見られます。
派手さはないけど、こういう観光も良いですね。
河津散策
伊豆急で河津駅まで移動したら、修善寺行きの路線バスが出るまで乗り換え待ちです。駅から15分ほど歩いたところにある来宮神社には、
樹齢1000年を越えるという国の天然記念物である大クスがあるというので、行ってみました。

この河津には江戸時代から明治中頃までは、クスの巨木が7つあったそうですが、
これは唯一現存するものだとか。
高さ24m、目通り周14mの大クス。
人間と比べるとその大きさがよくわかると思います。
いやはや、圧巻です。
畏敬の念を感じずにはいられません。

河津と言えば、濃いピンク色の花びらが綺麗な河津桜。
暖冬の影響か、すでにちらほらと咲き始めていました。
路線バスで天城越え
河津駅へ戻ったら、駅構内で昼食をとります。この日のお昼は駅前にある伊豆のめっけもんかま康さんで買った、金目鯛寿しとさんま寿し。

金目鯛寿しはクセもなく食べやすく、
さんま寿しの方は青魚独特の臭みが少し残っている感じ。
でも苦手な人でなければ、ペロリと食べられると思います。
さて、昼食を済ませたら路線バスに乗り込み、修善寺温泉を目指します。
河津駅から天城越えをするバスは基本的に修善寺駅止まりであり、
河津から「修善寺温泉」に向かうには乗り換えが必要となります。
ただし13時35分発の便のみ、この日の宿泊地である修善寺温泉を経由して駅へと向かうのです。
(東海バスHPの時刻表参照)
また、河津駅から修善寺駅の区間と修善寺周辺のエリアが、1900円で2日間乗り放題となる
天城路フリーパスというものがあります。
河津駅~修善寺駅の片道だけでも2000円を越えるので、途中下車しない場合でもフリーパスを買うのがお得です。

いたって普通の路線バス。
こいつで1時間半かけて、天城越えをするのです。

途中寝てしまったので、この1枚しか道中の写真がありません。
ただ、文明の発達したこの現代においてなお続く、
その山深さだけは心に残っております。
修善寺温泉
修善寺温泉について宿に荷物を置いたら、街並みを見に行きましょう。
Pentax K-3+TAMRON SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical
ISO-400 F2.8 15秒
北又川沿いに街並みが広がる修善寺温泉には、
いくつもの橋が架かっています。
日が暮れると人通りも少なくなるので、
三脚を立てての夜景撮影もできます。

Pentax K-3+TAMRON SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical
ISO-200 F2.8 15秒

Pentax K-3+smc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED[IF]
ISO-100 F4.5 30秒
こちらは竹林の小径。
ミシュランガイドで2つ星を獲得した場所だそうです。
三脚を使って30秒の長時間露光を試してみました。
Flikrに元サイズでアップしてるのを見るとわかりますが、
30秒もシャッターを開けたのに、葉も幹もブレていません。
日没直後のベタ凪、ラッキーでした。
夕飯:まつ家
夕飯は宿の人に聞いて教えてもらった、まつ家さんへ。酒屋さんのやっている居酒屋で、お酒の種類が豊富でした。

「今日(1/7)は1月じゃ一番人の少ない時期なんだよね」
とのことで、客は私ひとり。
おかげでお店のご主人、奥さんとの会話が弾み、
料理の写真はお通しだけしか撮りませんでした。
ま、写真よりも料理と会話の方が重要ですしねぇ。

この日のお通しは、えび芋とカリフラワーのポタージュに
お蕎麦の素揚げ、しいたけのフライ。
お酒は静岡の日本酒、開運の純米吟醸をチョイス。
他にはブリの刺身、京芋のフライ、伊豆牛の温製カルパッチョをいただきました。