まとめ
というわけでX03HTのレビューはここまでです。触った印象は
「X02HTで使いづらい部分を直したマイナーチェンジモデル」
という感じのデバイスでした。
メモリ容量が2倍になっていたり、ストラップホールが付いたりオーディオ変換機が同梱されていたり、細かいところですが背面の外部アンテナ端子が国内で使われることがまず無いということで、X02HTではゴム蓋だったものがプラスチックで殺してあったりもして、X02HTで不満の多かったところは修正されてきてはいます。
とはいえと、X02HTから積極的に乗り換えるほどの決定的なファクターが無いのも確か。OSは標準でコピー&ペーストもできないWindows Mobile 6 Standardだし
SoftBankメールは相変らず長文入力時にもたつくしクリップボードは独立だし
カメラはマクロに対応していないし
WingsにあったGPSは無くなっているし
そんなわけでこのX03HTは、X02HTユーザーが乗り換えるほどではないかなと思いました。いい機種なんですけど、X02HTユーザーとしたら乗り換えで劇的に変化することが無いんですよね。
それでも普通のケータイっぽい外見にメモリ量からくる軽快な動作と安定性やケータイライクなUIで作られたHTC Homeなど、Windows Mobileスマートフォン入門機としては非常にいい選択肢だと思います。すでにX02HTでWindows Mobile 6 Standardを触れ慣れている人よりも、これからWMスマートフォンを使ってみたい人向けのデバイスといえるかもしれません。
今回のおまけ
山盛りのX03HT
内覧会会場にはX03HTのモックが沢山展示されていました。これだけあるとけっこう壮観です。
ブラックの山盛り
レッドの山盛り。
ちなみに発売が遅いホワイトの山盛りはありませんでした。