さて、旅の様子を書き連ねていきましょう。

今回のスタート地点は東京駅、目的地は滋賀県と来れば乗るのはやはりこれ。

このBLOGでは4回目の登場、ムーンライトながらです。
今までは189系でしたが、2013年冬から185系に車両が変更されました。
乗り心地はあまり変わらないかな。
ただ、4回目でもやっぱり熟睡はできず。
移動体で寝るのは苦手ですね、あいかわらず。
5時53分大垣駅に到着したら、いつもの5時56分発の網干行きに乗り換えます。
大垣駅といえば車両数が減ることによる「大垣ダッシュ」が有名ですが、
すでに何度も使っているので階段の場所は把握済み。走ることなく座席を確保できました。

いつもの列車ですけど、やはりこれを見ると
「お、いよいよ旅が始まるんだな」
って感じますね。
そして6時42分に彦根駅に到着です。
この日は彦根に宿泊する予定だったのでいったん降りて、荷物を改札脇にあるコインロッカーに預けます。
そしてそのまま観光を始めるには時間が早すぎるので、近江八幡へ先に行くことに。
せっかくなので、乗ったことのない近江鉄道に乗ってみることにしました。


彦根から1時間ほどで近江八幡に到着。
新快速なら15分かからないんですけどね。
まずは近江鉄道バス「長命寺線」に乗り、小幡上筋まで移動します。
そこから少し歩いたところにあるのが、池田町洋風住宅街。
「青い眼の近江商人」と言われたウィリアム・メレル・ヴォーリズが手掛けた街並みが、今も残されているところです。

ごくありふれた日本の住宅街を歩いていると、突然レンガの塀と煙突のある住宅が現れます。

「建築物の品格は人間の人格と同じくその外装よりむしろ内容にある」
ことをモットーとして建てられたヴォーリズ建築は、
日本人の気質に通じるものがあるようで、不思議と街にフィットしていました。
これが近江商人たちの商いの発展に重要な役割を担った、八幡堀です。

八幡山城を守る軍事的用途と、琵琶湖へと通ずる水運としての用途。
両方を兼ねたこのお堀が、近江商人の発展の鍵だったのですね。

高度経済成長期には運河としての機能も廃れ、
生活排水が流れ込みヘドロが溜まるようになってしまい、
埋め立ててしまおうという計画も立ったそうです。
それでも近江八幡の、近江商人の誇りと証を無くしてなるものか、
という青年会議所の活動により、昔の姿を保存するに至ったのだとか。
今は静かに水をたたえるこのお堀にも、激動の時があったのですね。
八幡堀から少し歩いて、 日牟禮八幡宮まで来ました。
ここがいわゆる「近江八幡」の八幡さま。
近江八幡宮というところは無いんですね。
旅行の計画を立てて調べてみて、初めて知りました。

行ってみての感想は「観光地ではないな」というもの。
八幡さま自体も派手さはありませんし、感激するようなものでもなし。
多少の商店はあるものの、活気溢れる場所ではないように感じました。
静かで良いところですけどね。

八幡様近くのお店の前に居た看板ネコ。

ニャーー! とすごい顔をしてますが、
人馴れしているので撫でても平気。
お参りを済ませたら日牟禮八幡宮の脇から、八幡山ロープウェーで山頂へ登ります。
15分間隔の運行で、運賃は往復810円です。

標高271mの八幡山山頂から見る、近江の眺め。

これは西を向いているのかな。
日本一大きい湖、琵琶湖と、奥は比叡山?
そんなに高い山ではないけど、見晴らしは良いですね。
ここにお城を築いたのにも頷けます。
近江商人の心意気と、ヴォーリズの献身。
ふたつの力が融合した近江八幡という街は、なんとも不思議なところでした。
ただ、観光ポイントの間の距離が離れているので、観光するには少し不便な場所かなぁ。
レンタサイクルを借りて1日かけて散策するのに向いた街だと感じました。
次に来るときは、もう少し気候の穏やかな時季にしようと思います。

2時間半、6kmの道のりでした。

今回のスタート地点は東京駅、目的地は滋賀県と来れば乗るのはやはりこれ。

このBLOGでは4回目の登場、ムーンライトながらです。
今までは189系でしたが、2013年冬から185系に車両が変更されました。
乗り心地はあまり変わらないかな。
ただ、4回目でもやっぱり熟睡はできず。
移動体で寝るのは苦手ですね、あいかわらず。
5時53分大垣駅に到着したら、いつもの5時56分発の網干行きに乗り換えます。
大垣駅といえば車両数が減ることによる「大垣ダッシュ」が有名ですが、
すでに何度も使っているので階段の場所は把握済み。走ることなく座席を確保できました。

いつもの列車ですけど、やはりこれを見ると
「お、いよいよ旅が始まるんだな」
って感じますね。
そして6時42分に彦根駅に到着です。
この日は彦根に宿泊する予定だったのでいったん降りて、荷物を改札脇にあるコインロッカーに預けます。
そしてそのまま観光を始めるには時間が早すぎるので、近江八幡へ先に行くことに。
せっかくなので、乗ったことのない近江鉄道に乗ってみることにしました。


彦根から1時間ほどで近江八幡に到着。
新快速なら15分かからないんですけどね。
池田町洋風住宅街
駅前のマクドナルドで朝食を済ませたら、さっそく近江八幡を観光しましょう。まずは近江鉄道バス「長命寺線」に乗り、小幡上筋まで移動します。
そこから少し歩いたところにあるのが、池田町洋風住宅街。
「青い眼の近江商人」と言われたウィリアム・メレル・ヴォーリズが手掛けた街並みが、今も残されているところです。

ごくありふれた日本の住宅街を歩いていると、突然レンガの塀と煙突のある住宅が現れます。

「建築物の品格は人間の人格と同じくその外装よりむしろ内容にある」
ことをモットーとして建てられたヴォーリズ建築は、
日本人の気質に通じるものがあるようで、不思議と街にフィットしていました。
八幡堀
池田町洋風住宅街を抜けると、お堀に行き当たります。これが近江商人たちの商いの発展に重要な役割を担った、八幡堀です。

八幡山城を守る軍事的用途と、琵琶湖へと通ずる水運としての用途。
両方を兼ねたこのお堀が、近江商人の発展の鍵だったのですね。

高度経済成長期には運河としての機能も廃れ、
生活排水が流れ込みヘドロが溜まるようになってしまい、
埋め立ててしまおうという計画も立ったそうです。
それでも近江八幡の、近江商人の誇りと証を無くしてなるものか、
という青年会議所の活動により、昔の姿を保存するに至ったのだとか。
今は静かに水をたたえるこのお堀にも、激動の時があったのですね。
日牟禮八幡宮と八幡山
八幡堀から少し歩いて、 日牟禮八幡宮まで来ました。
ここがいわゆる「近江八幡」の八幡さま。
近江八幡宮というところは無いんですね。
旅行の計画を立てて調べてみて、初めて知りました。

行ってみての感想は「観光地ではないな」というもの。
八幡さま自体も派手さはありませんし、感激するようなものでもなし。
多少の商店はあるものの、活気溢れる場所ではないように感じました。
静かで良いところですけどね。

八幡様近くのお店の前に居た看板ネコ。

ニャーー! とすごい顔をしてますが、
人馴れしているので撫でても平気。
お参りを済ませたら日牟禮八幡宮の脇から、八幡山ロープウェーで山頂へ登ります。
15分間隔の運行で、運賃は往復810円です。

標高271mの八幡山山頂から見る、近江の眺め。

これは西を向いているのかな。
日本一大きい湖、琵琶湖と、奥は比叡山?
そんなに高い山ではないけど、見晴らしは良いですね。
ここにお城を築いたのにも頷けます。
近江商人の心意気と、ヴォーリズの献身。
ふたつの力が融合した近江八幡という街は、なんとも不思議なところでした。
ただ、観光ポイントの間の距離が離れているので、観光するには少し不便な場所かなぁ。
レンタサイクルを借りて1日かけて散策するのに向いた街だと感じました。
次に来るときは、もう少し気候の穏やかな時季にしようと思います。

2時間半、6kmの道のりでした。