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甲斐駒ケ岳に登ってきた

2017-08-15 01:36:07 | ハイキング・登山


まったく晴れなかった木曽駒ケ岳遠征から中二日。
実は甲斐駒ケ岳にも登ってきました。
たまたま高校の登山部の合宿についていく機会ができたのです。


初日は新宿から特急あずさで甲府へ行き、そこから路線バスで広河原、北沢峠と移動し、長衛小屋のテント場に宿泊。
2日目に甲斐駒ケ岳を登り、3日目には仙丈ケ岳に登るという計画でした。
ただ、またも天候が悪かったので、甲斐駒にのみ登って3日目は帰京しただけ。
本当に今年の夏は天候に恵まれませんね……




まずは新宿駅8時00分発のスーパーあずさ5号で甲府駅に向かいます。



そして甲府駅10時5分発の広河原行きのバスに乗車。
乗客が多い時は1台増発してくれるようですが、それでも多いと立ち乗りになります。
広河原までは2時間かかるので、立ちっぱなしはしんどそうでした。



広河原で北沢峠行きのバスに乗り換え。
ここから30分ほど山道を進むと北沢峠に到着しますが、
長衛小屋利用者は北沢峠バス停の少し手前で下ろしてもらえます。



長衛小屋のテント場。
かなり混みあっているので、足元に気を付けないと人のテントに引っかかります。
一回引っ掛けて、隣のおっさんに顔にツバが飛んでくるくらいの距離まで
寄られてどやされました(-_-;)
隣に来た瞬間にタバコ吸い始めたから、アレな感じはプンプンしてたんですよね……
このご時世に他人が近付いてきたときにタバコをふかし始めるような人は、要注意な人物です。


もちろんテント場で足元に気を付けるのは基本中の基本なので、
つまづいた私がまず悪いんですけど。





テント場の脇に咲いていたホタルブクロ。



天気予報から天候に恵まれないことはわかっていましたが、
雲間から甲斐駒ケ岳の姿が見えたこともあり、翌日の登山は決行となりました。



その晩にはちょっとだけ星空も見えたりして。



こりゃなんとかなるかなって希望を抱いたもんです。





しかし日付が変わる頃には雷を伴う激しい雨が降り始めました。
夜明け頃には雷も止み、雨も小降りになったので、どうにか北沢峠から登りはじめます。



登りはじめから1時間半ほどは、樹林帯の中を進みます。
レインウェアがあれば、小雨の中の樹林帯歩きは楽しいものです。



ガスっていて展望は悪いものの、たまに雲が途切れて谷が見えたり。



ほとんど手つかずの原生林をひたすら歩きます。



双子山。
北沢峠から600mほど登ってきました。



それでもまだ四合目です。
みんなで「えーーっ!」となりましたが、気を取り直して進みます。
いったん下った後、ハイマツ帯を登り返します。
1時間ほど進むと、仙水峠ルートとの合流地点となる駒津峰に到着。



ここで六合目。



ここから先は岩稜帯になります。
手を使ってよじ登っていく箇所も多く、
ハイキングではなく登山の分類ですね。



本来は甲斐駒ケ岳の姿を見ながら歩けるルートなんですが、
見ての通りガスが濃くてさっぱりわかりません。


六方石を越えると直登ルートと巻道ルートに分岐します。
率いているのがまだ経験の浅い高校生のグループなので、迷わず巻道を選択。



この巻道ルート、かなりぐるっと回りこんで登っていくので距離が長く、
しかも途中からは花崗岩の風化してできた真砂の道になるため歩きにくく大変でした。
長衛小屋まで帰ったときに山小屋の店員さんから
「途中の岩場を登っていけたんなら、直登ルートのほうが楽だったかもね」
なんてことを言われたり。



ともあれ無事に山頂に到達しました。
北沢峠から5時間ほどかかりました。
人数も多く、技量も性別も年齢もバラバラなので、
コースタイムを1時間ほどオーバーしています。



甲斐駒ケ岳は山頂部分が花崗岩でできており、
白っぽく見えるのが特徴です。
山頂に立ってみると、巨岩奇岩が目白押し。
これらは氷河期の凍結破砕作用により砕かれてできたものです。




山頂からは駒津峰まで来た道を戻り、仙水峠へと下ります。



仙水峠からは両側がたくさんの岩で埋め尽くされている道を進みます。



いわゆる岩塊斜面というもので、これも凍結破砕作用によってできたもの。
理屈はわかっていますが、これだけの量の岩石で埋め尽くされているのは
異様としか言いようがありません。




結局全行程に10時間ほどかかってしまいました。
長衛小屋に戻ってくる頃には、またも雨が降り始め、
どうにも天候に恵まれない山行が続くなぁと嘆いたものです。



この晩はまったく晴れず、星空を見ることは叶わず。



日没後のテント場は、これはこれで綺麗なんですけどね。








3日目は北沢峠から東京に戻っただけ。
甲斐駒ケ岳だけ登れただけでもよかったなと思います。



甲府駅まで来た道を路線バスで戻り、甲府駅前でお昼ご飯。
大人衆は甲府鳥もつ煮発祥の店である奥藤本店に行きました。



お通しが鶏皮のから揚げ。



甲府の鳥もつ煮は「煮」とはあるものの、煮込みません。
注文が入ってから生のレバー、ハツ、砂肝、キンカンといったもつを
砂糖と醤油だけで強火で調理して出来上がるのです。



もともとはお蕎麦屋さんだったということで、もりそばもチョイス。
一緒に行った先生が「ここのそばはうめぇぞ」って言われてたんですが、
こないだ駒ヶ根の福玄で香りの強くておいしいそばを食べちゃってたので、
言うほどではないように感じました。
悪くはないけど絶賛するほどでもない感じ。









そんな感じの甲斐駒ケ岳遠征でした。







今年の夏は本当に晴れませんねぇ。
8月には仙丈ケ岳に登る予定があるんですが、これも天気が心配です……
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