ドコモSIMをZenFone3に移し替え、代わりにIIJmioデータSIMを入れたGalaxy J。
IIJmioのAPNを入力すればデータ通信ができますが、このままだとテザリングが利用できません。
これはテザリングをONにするとテザリング専用のAPN「dcmtrg.ne.jp」に強制的に切り替えられてしまうためです。
このAPNにはSPモードの契約がないと接続できないので、テザリングを利用できないというわけです。
2016年夏ごろのモデルからはこの仕組みが撤廃された(※)らしいので、
どうせなら過去の端末の方もアップデートで撤廃してほしいもの。
※ドコモ版Galaxy S7 edgeのテザリングは格安SIMや公衆無線LANにも対応 - ケータイ Watch
http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/minna/1017942.html
まあそれは無いものねだりなので、ユーザー側でやれることをやってみましょう。
まずははんぺんさんが公開しているパッチをあてます。
Xperia/Galaxy/Optimus向け MVNOテザリング有効化ツール | HANPEN-BLOG http://hanpenblog.com/67/
このパッチはadbでsettings.dbを編集し、テザリング用APへの切り替えをOFFにするもの。
具体的な内容については以下参照。
root不要でsettings.dbを編集する方法 - AndroPlus https://androplus.org/Entry/282/ |
はんぺんさんのツールを使って画面指示に従い操作すれば、ここまでが下準備。
Androidのバージョンが4.Xならばこれでテザリングできるようになりますが、
Galaxy JのOSが5.0になっていると、このままテザリングしようとしても失敗します。
実際にテザリングする際には、ちょっとしたおまじないが必要です。
手順としては
1.機内モードをONにする 2.機内モードOFFをOFFにする 3.GPS OFF、モバイルデータOFFにする 4.Google Mapを起動しホーム画面に戻る 5.GPSをON、続けてテザリングをONにする 6.10秒待ったらモバイルデータをONにする 7.すぐにGoogle Mapを起動 |
というもの。
どういう理屈によるものかはわからないものの、これでMVNOのAP経由でテザリングできるようになります。
気を付けるのは6の「10秒待つ」ところ。
この秒数、結構シビアでして、適当に心で数えながらやると失敗します。
時計やストップウォッチなどで正確に10秒測ってやるのがよいです。
また、7の「すぐに」というところもポイント。
そのために4であらかじめGoogle Mapを起動し、裏に回しておくのがよいようです。