
悩んだ末に手に入れたTWSイヤホンは、Nuarl N6 Proでした。
前回の記事では
「Nuarlの新モデルの情報を待ちつつ、AVIOT TE-BD21jの発売を待ち、両方試聴して決めることになりそうです。」
と書いたわけですが、Nuarlの新モデルN6 sportsはスポーツモデルで求めているものと違うためスルーし、
AVIOT TE-BD21jは発売日が11月下旬から12月上旬に伸び、さらに12月下旬へと伸び。
そんななか、AmazonのブラックフライデーでNuarl N6 Proが34%OFFになっていたので、
いつ発売されるかわからないTE-BD21jを待たずに買ってしまったのでした。
(ちなみにTE-BD21jは、最終的には12月26日発売と決定しました。)
前回も書いていますが、Qualcomm TrueWireless MirroringとAiroha MCSyncの2つは、
今後のTWSイヤホンの中でスタンダードな左右独立受信方式になりそうなので、
今から買うならどちらかに対応したやつにしとくのがベターだと個人的には思ってます。
今回はポチりやすい値段になってたからそれに負けた感じ。
色はこの手のイヤホンには珍しいので、レッドカッパーをチョイス。
写真では少し明るめに映ってるけど、実際にはもう少し渋めの落ち着いた色味でいい感じです。
ピアノやアコースティックギターなどは綺麗に鳴らしてくれます。
一方で低音はそこそこ。
DUNU DN-1000ほど少なくはないものの、そこまで量は出てません。
ベースの音は出るけど、バスドラムはそんなにって感じ。
それからHDSS技術により、TWSイヤホンとしては音場は広めです。
この音場の広さがあったから、この機種を選んだようなもんです。
手持ちの音源だと、ゆるキャン△のサウンドトラックは相性抜群でした。
生音演奏が抜けるような気持ちよさを感じられます。
一方でロックはあまり向いていません。
低音が強くないのと音場が広いのとの合わせ技で、軽い音になりがちです。
それから無線ゆえに逃れられないのが、ホワイトノイズの存在です。
N6 Proも再生中のホワイトノイズが存在します。
おそらく平均的なTWSイヤホンに比べると大きい方ではなく、
にぎやかな曲やにぎやかな場所で聴いていれば気にならない程度です。
ただ、静かなところで聴いたり、静かな曲だったりすると気になります。
そして一度気になると、なおさら気になってしまうのがホワイトノイズ。
多少にぎやかな曲を聴いていても、感じるようになっちゃうんですよねぇ。
本当は中高音が綺麗だからピアノ曲なんかが合うのに、ホワイトノイズのせいでちょっともったいない感じです。
しかも、左右のイヤホンどちらも同じ操作ができます。
多くのTWSイヤホンは再生や停止、音量の上下、曲送りや戻しなどの操作が左右のイヤホンに割り振られていて、
右のイヤホンでできる操作は左のイヤホンではできないようになっているため、操作を覚えるまで苦労しがち。
でもN6 Proなら各ボタンの役割さえ覚えてしまえば、左右空いてる方の手で操作することが可能なのです。
ちなみにフロント・メイン・リアの3つのボタンのうち、フロントとリアは真ん中にあるメインボタンより少し高くなっています。
いちおう手探りで押し分けができるようになってはいますが、慣れるまではちょっと難しいかな。

これは自分の感覚なんですが、
・メインボタンを押したいときは、親指と人差し指または中指の2本でイヤホンをつまむ

・フロントとリアを押したいときは、親指と人差し指・中指の3本でつまむ

というふうにつまみ方を変えると、思った通りのボタンにアクセスしやすいように思います。
対耳輪にかけるイヤーループもあるので、安定している印象です。
多少小走りした程度では外れません。
ランニングに使えるほどかどうかは不明。
・ウォークマンA35(Bluetooth 4.2・SBC・接続優先設定)との組み合わせ
この組み合わせの場合、車内混雑の中や、新宿駅構内の雑踏を歩いても音途切れは発生しませんでした。
いっぽうで、駅停車・発車時にホーム上の人々と高速ですれ違う際には、一瞬途切れるなどして音声が乱れることがあります。
従来型のTWSイヤホンで使われる、いわゆるリレー方式の接続だとまあこんなもんかなって感じです。
ウォークマンA35との組み合わせに関しては、接続性以外にも気になる点があります。
まず、N6 Proを充電ケースから取り出してから自動接続するまでが長いこと。
手持ちのZenFone6やZenFone ZoomSといったスマホの場合は、ケースから取り出して耳に装着する頃には自動接続が完了しているのですが、
ウォークマンA35の場合はちっとも接続せず、手動で繋ごうと設定画面を開いたころにようやく繋がるといった様子。
さらに、音量の操作もあるところを境に急激に変化してしまい、ちょうどいい塩梅に調節しにくいです。
ウォークマンA30シリーズは4年前のモデルなので、N6 Proと古めの機種との相性はよくないのかもしれません。
・Zenfone6(aptX・TWS Plus)との接続
この組み合わせでは、車内混雑でも新宿駅構内の雑踏でも音途切れは起きませんでした。
ウォークマンA35では弱かった、駅発車・停車時の高速すれ違いでも問題なし。
True Wireless Stereo Plusの面目躍如といった感じです。
ただしスマホとのaptX接続の場合、再生し始めの10秒間ほど音が乱れるという問題があります。
これはかなりの頻度で発生するので厄介な問題です。
対処法ですが、すぐに再生を停止して数秒待ってから再び再生すれば、それ以降は音の乱れはなくなります。
バッファの問題ですかねぇ?
まず、有線イヤホンに比べると費用対音質の面で不利です。
N6 Proは定価2万円弱、2020年12月現在で1万4000円程度の価格となっていますが、
有線イヤホンなら1万円近辺でこのくらいの音質を得られるはず。
またバッテリーが交換できないので、バッテリーの寿命がすなわちイヤホンの寿命になってしまいます。
接続技術の変化もあるので、バッテリー寿命より前に使わなくなることすらありうる話です。
有線イヤホンなら2~3万円出したらたいていリケーブルできるものが手に入るので、数年~10年くらいは使えるでしょう。
それがTWSイヤホンは2~3万円出して買ったとしても、果たして何年使えるだろうか?
オーディオ機器よりもデジタルガジェット寄りだから仕方ないのでしょうが、そういうとこもコスパ悪いなと思いました。
なにが言いたいかっていうと、N6 Proを買ったら今度は良い有線イヤホンが欲しくなったという話ですw
それについてはまた次回。
前回の記事では
「Nuarlの新モデルの情報を待ちつつ、AVIOT TE-BD21jの発売を待ち、両方試聴して決めることになりそうです。」
と書いたわけですが、Nuarlの新モデルN6 sportsはスポーツモデルで求めているものと違うためスルーし、
AVIOT TE-BD21jは発売日が11月下旬から12月上旬に伸び、さらに12月下旬へと伸び。
そんななか、AmazonのブラックフライデーでNuarl N6 Proが34%OFFになっていたので、
いつ発売されるかわからないTE-BD21jを待たずに買ってしまったのでした。
(ちなみにTE-BD21jは、最終的には12月26日発売と決定しました。)
前回も書いていますが、Qualcomm TrueWireless MirroringとAiroha MCSyncの2つは、
今後のTWSイヤホンの中でスタンダードな左右独立受信方式になりそうなので、
今から買うならどちらかに対応したやつにしとくのがベターだと個人的には思ってます。
今回はポチりやすい値段になってたからそれに負けた感じ。
色はこの手のイヤホンには珍しいので、レッドカッパーをチョイス。
写真では少し明るめに映ってるけど、実際にはもう少し渋めの落ち着いた色味でいい感じです。
●音質
音に関しては、中高音が綺麗なタイプです。ピアノやアコースティックギターなどは綺麗に鳴らしてくれます。
一方で低音はそこそこ。
DUNU DN-1000ほど少なくはないものの、そこまで量は出てません。
ベースの音は出るけど、バスドラムはそんなにって感じ。
それからHDSS技術により、TWSイヤホンとしては音場は広めです。
この音場の広さがあったから、この機種を選んだようなもんです。
手持ちの音源だと、ゆるキャン△のサウンドトラックは相性抜群でした。
生音演奏が抜けるような気持ちよさを感じられます。
一方でロックはあまり向いていません。
低音が強くないのと音場が広いのとの合わせ技で、軽い音になりがちです。
それから無線ゆえに逃れられないのが、ホワイトノイズの存在です。
N6 Proも再生中のホワイトノイズが存在します。
おそらく平均的なTWSイヤホンに比べると大きい方ではなく、
にぎやかな曲やにぎやかな場所で聴いていれば気にならない程度です。
ただ、静かなところで聴いたり、静かな曲だったりすると気になります。
そして一度気になると、なおさら気になってしまうのがホワイトノイズ。
多少にぎやかな曲を聴いていても、感じるようになっちゃうんですよねぇ。
本当は中高音が綺麗だからピアノ曲なんかが合うのに、ホワイトノイズのせいでちょっともったいない感じです。
●操作性
タッチ操作のTWSイヤホンが多い中、Nuarl N6 Proは上部にある3つのボタンで操作するようになっています。しかも、左右のイヤホンどちらも同じ操作ができます。
多くのTWSイヤホンは再生や停止、音量の上下、曲送りや戻しなどの操作が左右のイヤホンに割り振られていて、
右のイヤホンでできる操作は左のイヤホンではできないようになっているため、操作を覚えるまで苦労しがち。
でもN6 Proなら各ボタンの役割さえ覚えてしまえば、左右空いてる方の手で操作することが可能なのです。
ちなみにフロント・メイン・リアの3つのボタンのうち、フロントとリアは真ん中にあるメインボタンより少し高くなっています。
いちおう手探りで押し分けができるようになってはいますが、慣れるまではちょっと難しいかな。

これは自分の感覚なんですが、
・メインボタンを押したいときは、親指と人差し指または中指の2本でイヤホンをつまむ

・フロントとリアを押したいときは、親指と人差し指・中指の3本でつまむ

というふうにつまみ方を変えると、思った通りのボタンにアクセスしやすいように思います。
●装着感
ちょっと厚みのある筐体ですが、装着感は問題なし。対耳輪にかけるイヤーループもあるので、安定している印象です。
多少小走りした程度では外れません。
ランニングに使えるほどかどうかは不明。
●接続安定性
接続性能はいかがなものかと、埼京線の赤羽~新宿という、かなり人の多いところで色々試してみました。・ウォークマンA35(Bluetooth 4.2・SBC・接続優先設定)との組み合わせ
この組み合わせの場合、車内混雑の中や、新宿駅構内の雑踏を歩いても音途切れは発生しませんでした。
いっぽうで、駅停車・発車時にホーム上の人々と高速ですれ違う際には、一瞬途切れるなどして音声が乱れることがあります。
従来型のTWSイヤホンで使われる、いわゆるリレー方式の接続だとまあこんなもんかなって感じです。
ウォークマンA35との組み合わせに関しては、接続性以外にも気になる点があります。
まず、N6 Proを充電ケースから取り出してから自動接続するまでが長いこと。
手持ちのZenFone6やZenFone ZoomSといったスマホの場合は、ケースから取り出して耳に装着する頃には自動接続が完了しているのですが、
ウォークマンA35の場合はちっとも接続せず、手動で繋ごうと設定画面を開いたころにようやく繋がるといった様子。
さらに、音量の操作もあるところを境に急激に変化してしまい、ちょうどいい塩梅に調節しにくいです。
ウォークマンA30シリーズは4年前のモデルなので、N6 Proと古めの機種との相性はよくないのかもしれません。
・Zenfone6(aptX・TWS Plus)との接続
この組み合わせでは、車内混雑でも新宿駅構内の雑踏でも音途切れは起きませんでした。
ウォークマンA35では弱かった、駅発車・停車時の高速すれ違いでも問題なし。
True Wireless Stereo Plusの面目躍如といった感じです。
ただしスマホとのaptX接続の場合、再生し始めの10秒間ほど音が乱れるという問題があります。
これはかなりの頻度で発生するので厄介な問題です。
対処法ですが、すぐに再生を停止して数秒待ってから再び再生すれば、それ以降は音の乱れはなくなります。
バッファの問題ですかねぇ?
●初めてTWSイヤホンを買ってみて思うこと
初めてのTWSイヤホンとしてNuarl N6 Proを買ってみて、改めて思うのは「TWSイヤホンってコスパ悪いな」ってこと。まず、有線イヤホンに比べると費用対音質の面で不利です。
N6 Proは定価2万円弱、2020年12月現在で1万4000円程度の価格となっていますが、
有線イヤホンなら1万円近辺でこのくらいの音質を得られるはず。
またバッテリーが交換できないので、バッテリーの寿命がすなわちイヤホンの寿命になってしまいます。
接続技術の変化もあるので、バッテリー寿命より前に使わなくなることすらありうる話です。
有線イヤホンなら2~3万円出したらたいていリケーブルできるものが手に入るので、数年~10年くらいは使えるでしょう。
それがTWSイヤホンは2~3万円出して買ったとしても、果たして何年使えるだろうか?
オーディオ機器よりもデジタルガジェット寄りだから仕方ないのでしょうが、そういうとこもコスパ悪いなと思いました。
なにが言いたいかっていうと、N6 Proを買ったら今度は良い有線イヤホンが欲しくなったという話ですw
それについてはまた次回。