日曜日のブラジルGPで今年のF1も終わりました。
結局今年も去年と同様に、1ポイント差でチャンピオンが決まるという泥沼。
最後にチャンピオンとなったのはマクラーレンのルイス・ハミルトンで、
去年泣かされた1ポイントの差でマッサに競り勝ち、最年少チャンピオンの座を獲得しました。
実は無理をして26時始まりの生中継を見てたんですけど、最終ラップの最終コーナーまで
年間チャンピオンが決まらないというハラハラドキドキのレースを見れてよかったです。
随分経ってしまい、イマサラな感じもしますが少し感想を書いておきたいと思います。
F1観戦4年目の素人の感想ではありますが。
まずハミルトンはチャンピオンおめでとう。
「マッサより優勝回数が少ないのにチャンピオンなど相応しくない」という意見もあるようですが、
それはルールがそうなっているからであって、ルールに則って行われた選手権の中で
見事一番多くのポイントを稼ぐことができたことは賞賛に値すると思います。
確かに2位に8ポイントが与えられる現行のルールだとこういう結果も起こるんですけど、
それはハミルトンが悪いのではなくルールに問題があるのではないか、ということですから、
ハミルトンがチャンピオンに相応しいかどうかをどうこう言うのはお門違いでしょう。
とはいえ幅寄せの件など運転の仕方に問題はあると思いますけど。
来年はもっと落ち着いた走りを期待します。
マッサはブラジルGPではポール、ファステストラップ、優勝と母国でハットトリック達成。
完璧な走りをし、自分のすべきことを全てやったのですが、
もう少し、本当にあともう少しでチャンピオンシップを逃してしまいました。
ブラジルGP表彰台でのパフォーマンスは涙無しには語れません……
結局序盤2戦のリタイヤや、シンガポールGPでのピットトラブルなどが響きましたねぇ。
今年1年を教訓として、来年こそはチャンピオンを取ってほしいところです。
アロンソは序盤は戦闘力の無いマシンに苦しんでいましたが、終盤の数戦は本当に素晴らしい走りでした。
ドライビングテクニックもさることながら、マシン開発能力も優れていることが今年の選手権でよく分かりました。
やはり現役最高のドライバーなんだなぁと、改めて思わされました。
来年と再来年もルノーに残留するとのことで、来年は強いルノーとアロンソが帰ってきそう。
クビサ。
周回遅れなのにハミルトンを追い回してプレッシャーをかけているのを見て
「どんだけハミルトンのことが嫌いなんだ」と笑ってしまったわけですが、
まさか残り2周でハミルトンに仕掛けて追い抜き、その影響でハミルトンが
ベッテルに抜かされてしまったシーンではもうびっくりでした。
BMWは終盤にマシンの開発が止まってましたからねぇ。
こんなところで優勝争いに花を(?)添えるとは思いませんでした。
来年はもっといいマシンで、さらなる躍進をしてくれることを願います。
トロロッソのベッテルは、イタリアGPにおける史上最年少GP勝利は記憶に新しいところ。
今年一番のニューヒーローですが、実のところ去年からその実力の片鱗は見られていたので
シーズン開始から注目しているドライバーでした。序盤は苦しみましたが、マシンのよくなったシーズン中盤からは
兄弟チームのレッドブルはおろか、トヨタやルノー、BMWすらも後ろに従える走りを見せてくれました。
間違いなく将来のチャンピオン候補でしょう。
来年はレッドブルに移籍するそうですが、戦闘力が落ちないといいなぁとちょっと不安に思ってます……
グロックは最終コーナーでベッテルとハミルトンに抜かれなければマッサがチャンピオンになっていたということで、
特にブラジルでは「八百長」ではないかなどかなりバッシングされているみたいですけど、
そもそも雨の中ドライタイヤのまま走るという賭けに出ていたのですから仕方が無かったと思います。
周りのドライバー同様にレインタイヤに履き変えていたら、ハミルトンに先を越されていたはずですからね。
だいたいイタリアGPでのハミルトンの不必要な幅寄せに対して怒り心頭だったグロックですから、
まさかハミルトンのチャンピオン奪取に加担するとは思えないですし。
以上が2008年F1グランプリに関する、素人Remの感想です。
来年はスリックタイヤが復活したり、空力面でのレギュレーションが色々と変更となったり、
今年までのF1とはまた違ったものになるようですね。
またワクワクするような1年であって欲しいものです。