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1985年9月11日、コロンビアのネバドデルルイス火山は水蒸気爆発をおこし、山頂付近にあった氷河が融け火山噴出物と一緒に火山泥流が発生しました。
それは西側斜面を27km流下し、麓にあったアルメロの町に甚大な被害を及ぼし23,000人もの死者を記録しました。

災害発生6年後の1991年、当時コロンビアで青年海外協力員として活動していた私は、ネバドデルルイス火山に調査登山しています。
火山泥流は火砕流と並んで恐ろしい火山災害。
日本では十勝岳で1926年発生し144名が死亡しています。

今もし、カヤンベ山が噴火したら、発生する火山泥流は20kmしか離れていないカヤンベの町を必ずや襲うでしょう。
しかしごく一部の人を除き危機感はなく、ハザードマップすら作られていません。

昨日の環境調査では火山ガス特有の臭いをきつく感じました。
カヤンベ火山は活火山。私の心配は続きます。
(私が心配してもどうにもならないのですが・・・)