これは私のお話です。
昔20歳そこそこでお蕎麦屋さんの店主にスカウトされて、バイトをすることにしました。
以前うどん屋さんで3年バイトしたことがあったので、ハアイいいですよ~!と引き受けて働きはじめました。真面目にメモを取ったりしたんですが、働きはじめて一時間半たった頃。
女将さんに
「もうあがってちょうだい」
と言われました。
私「えっでも3時までまだ」
女将さん「いいからあがってちょうだい」
私「ハイ」
お蕎麦を用意されて、もう来なくていいからねと言われました。
あっクビなんだわ〜と思いながら蕎麦をすすり、スカウトされてこれはすごいな私、と思ってたんです。
でも女将さんが言ったんです。
「あなたはお蕎麦屋で働くために生まれて来たわけではないから」
職能がないだけで他で活躍できるから、自分を活かせるところに行きなさいと言われたのだと思い。
ちょっと多めのバイト代を頂いて帰りました。
店主に後日、お役に立てなくてすみませんでしたと挨拶に行ってなんとか丸く収まりましたけども。
うどん屋さんでバイトしたときはおかもちで配達してるのがメインだった事を思い出しました。
大量のうどんを入れた30キロ近いおかもちを両手にヒョイッと持って運べる女の子はまずいなかったので、重宝されてただけだった事に気づきます。
配達はできるけど飲食店勤務はできなかったんだなあと学んだ良い思い出。
何が言いたいかというと、できない仕事を選ばなくて良いということです。
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