チェリーブラッサム
角川文庫
著
山本 文緒
山本文緒の作品にしては幼稚だなーって思いながら読んでたら、あとがきを見て納得。
これは以前にコバルト文庫として出版してたものを加筆修正して角川文庫で出しなおしたらしい。
だから元々子供向けだったんだね。
数年前に母親を亡くして、父親と一つ上の姉と三人暮らしの主人公がクラスメートのおばあちゃんの盲導犬の失踪の謎を探るお話。
かといって推理小説の風合いが強いわけでもないけど、そのラブリー(盲導犬の名前)を見つけるという目的の元に主人公が動いていくのでお話を要約するとそんな感じになる。
主人公は中学生なんだけど、八方美人でみんなから誉められる姉と、意地っ張りでいつも損な役回りばかりを引き受けてしまう自分との比較に納得がいかなかったり、どうしても素直になれない自分に悩んでしまったり、困ると気になる年上のお兄さんのところに駆け込んでしまったり、思春期らしい心情もしっかりと描いてある。
まあ途中から先が見えてしまって読んでてちょっと苦痛な時もありましたわ。
普段の山本文緒作品の方が好きだな・・
角川文庫
著
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山本文緒の作品にしては幼稚だなーって思いながら読んでたら、あとがきを見て納得。
これは以前にコバルト文庫として出版してたものを加筆修正して角川文庫で出しなおしたらしい。
だから元々子供向けだったんだね。
数年前に母親を亡くして、父親と一つ上の姉と三人暮らしの主人公がクラスメートのおばあちゃんの盲導犬の失踪の謎を探るお話。
かといって推理小説の風合いが強いわけでもないけど、そのラブリー(盲導犬の名前)を見つけるという目的の元に主人公が動いていくのでお話を要約するとそんな感じになる。
主人公は中学生なんだけど、八方美人でみんなから誉められる姉と、意地っ張りでいつも損な役回りばかりを引き受けてしまう自分との比較に納得がいかなかったり、どうしても素直になれない自分に悩んでしまったり、困ると気になる年上のお兄さんのところに駆け込んでしまったり、思春期らしい心情もしっかりと描いてある。
まあ途中から先が見えてしまって読んでてちょっと苦痛な時もありましたわ。
普段の山本文緒作品の方が好きだな・・
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今も時間あるんだからネットしてる時間を半分読書にささげなさい
何かおもしろい本あったら教えてね